飛躍の久保建英は「出場時間が保証されていたわけでは無かった」現地メディアで移籍直後の心情を吐露

2023年5月27日(土)6時0分 ココカラネクスト

今季9ゴールと結果を残す久保。来季のCLでのプレーが楽しみだ(C)Getty Images

 今季、レアル・ソシエダで9ゴールを挙げ、飛躍のシーズンを送っている久保建英。今月23日に行われたアルメニア戦でも決勝ゴールを記録するなど、勝負強さを発揮、1-0での勝利に貢献した。シーズンは残り2節となり、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場決定となる、リーグ戦4位以内の可能性をさらに高めることとなった。

【関連記事】久保建英にナポリも興味!?古巣専門メディアは「ソシエダには手に負えない」「決定権はレアル」とも

 クラブ新加入となった今季、久保は昨年8月の開幕戦でのゴールというセンセーショナルなデビューから、一貫して得点やアシストでチームの攻撃を牽引してきている、最も頼れる存在だ。しかし、現地メディアでは、新天地での戦いに挑んだ背番号14が移籍直後、少なからず結果を求めることに対し不安があったことが明かされている。

 スペイン国内のサッカーサイト『Football España』は現地時間5月25日(日本時間26日)、久保の特集記事を配信しており、同メディアは「クボが今シーズン、チームのスターターであることは間違いないが、開幕当初は決して多くの出場時間が保証されていたわけではなかった」と振り返った。

 その上で久保本人のコメントも掲載しており「プレシーズンに出場した試合の後、自分の名前がスターティングイレブンに入るかどうか疑問だったが(スタメン出場が決まり)それを見たとき、このスタートダッシュに報いなければならない、ピッチで見せなければならない、と思った」と開幕戦を思い返している。続けて「幸いにもゴールを決めることができ、僕のサッカー人生が少し変わった」との心境も綴られている。

 さらに「チームのことを心配するほど(自分に)自信を持っていなかった」「競争の激しいチームでスターターを務めなければならなかったが、もう失敗は許されなかった」など、本人の言葉によりシーズン序盤の胸の内を回顧。加えて「今はこんなにみんなに愛されて、とても幸せです」と述べたことも紹介している。

 また、同メディアは「クボの好パフォーマンスは報われようとしている」とCL出場権獲得が目前となったことにも触れており、「来シーズンもトップレベルのキープレーヤーになりそうだ」と称えながら記事は締め括られている。

 他にも「その創造力からラ・レアルの真の違いを生み出す存在に変貌を遂げた」として、今季のプレースタイルを評するなど、まさに選手として大きなステップアップを果たしたシーズンとなった。日本代表にも選出されるなど、あらゆる場面でそのスキルが求められている久保。21歳はここから、さまざまな記録、そして人々の記憶にも、そのプレーを刻んでゆく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「久保建英」をもっと詳しく

「久保建英」のニュース

「久保建英」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ