交流戦直前! 中日の2024シーズン「3大ニュース」を独自選出 最もブレイクしたのは?

2024年5月27日(月)17時30分 ココカラネクスト

村松の台頭は序盤戦の大きなプラス要素だ(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 交流戦までの47試合を20勝22敗5分けで終えた中日。5月中旬まで9カード連続勝ち越しがなく、借金も最大「5」まで膨れ上がったが、直近5試合は3勝1敗1分けと持ち直してきた。

 いろいろなことがあった開幕からの2か月。このタイミングで勝手ながら「3大ニュース」を選出して、振り返っていきたい。

【動画】中日の”4番”が渾身の一発!中田翔が開幕戦で放った豪快弾を見る

■村松×田中幹也の二遊間コンビが定着か

 まず触れたいのは二遊間のこと。

 ここまでで最もブレイクしたと言っても過言でないのが村松開人だ。大卒2年目の今季は開幕スタメンこそ逃すものの、徐々に遊撃でのスタメン出場が増加。5月3〜5日のヤクルト戦で14打数12安打の大爆発を見せ、以降はポジションを固定されている。まもなく規定打席に到達の見込みで、首位打者争いに顔を出すのも時間の問題だ。

 村松の同期かつ同い年、田中幹也も実質1年目のシーズンで奮闘。開幕から二塁のスタメンを奪い、度々の好守で「令和の忍者」「菊池涼介二世」などと話題を呼んでいる。打撃でも5月21日の巨人戦でプロ初本塁打を放つなど、好調ぶりをアピール。心配なのは体調面だけで、今後もチームの鍵を握る選手になりそうだ。

■中田翔とビシエドの一塁争い、決着は持ち越し

 今季の補強の目玉といえば中田翔だ。通算303本塁打、1062打点の実績は現役屈指。貧打解消の切り札として、名古屋の地にやってきた。

 ただ、中日には球団史に残る愛され助っ人・ビシエドがいた。二人の守るポジションはともに一塁。どちらかがスタメンなら、どちらかはベンチが確定である。

 その勝負でまず前に出たのは中田だった。4番打者として開幕から12試合で10打点を稼ぎ、チームの快進撃に大きく貢献した。ただ、それ以降は快音はなかなか響かず、5月16日には右太もも裏の違和感で登録抹消。代わりに登録されたのがビシエドだった。

 ビシエドもいきなり2試合連続で複数安打をマーク。その後当たりが止まったが、26日のヤクルト戦では今季初タイムリーを含む2安打を放ち、健在ぶりを見せている。

 そして、28日からは中田の復帰が噂されている。果たして、交流戦で2人の勝負はどうなるのか。ユーティリティー選手のカリステも含めて、一塁のスタメン争いが今後も楽しみだ。

■8年ぶりの単独首位!からの…

 2024年シーズンの中日を語る上で「8年ぶりの単独首位」は欠かせない。

 4月9日のDeNA戦に勝利した中日は、2891日ぶりの単独首位に立った。前回の単独首位は2016年5月10日。谷繁元信監督3年目の出来事と思えば、隔世の感がある。

 ヤクルトとの開幕カードでは1つも勝てなかったが、4月2日のホーム開幕戦・巨人戦を細川成也のサヨナラ弾で制すと、以降は抜群の投手力を武器に快進撃。同17日までの13試合で敗れたのはわずか2試合のみだった。

 暗雲がたちこめたのは18日のヤクルト戦。ローテの関係で柳裕也を中5日で先発させ、5−11で大敗。その後も負けが込んで4月21日に首位陥落、5月1日からは借金生活、同18日には最大「5」の借金を背負ってしまった。

 ただ、そこからチームは状態が上向いており、直近1週間は3勝1敗1分けで乗り切っている。28日からの交流戦開幕シリーズは、本拠地に西武を迎え撃つ。西武は松井稼頭央監督の休養が発表され、渡辺久信GMが監督代行を務める。今シリーズはリスタートの位置付けで臨んでくるだろう。ここは相手の状況を考慮せずに、「自分たちの野球」を徹底してもらいたい。

[文:尾張はじめ]

ココカラネクスト

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