西武・渡辺 7回無失点で3勝目 続投直訴も交代には「ちょっと悲しかった」お立ち台で明かす
2025年5月28日(水)21時45分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 西武−楽天(2025年5月28日 ベルーナD)
2位・西武が6−0で楽天に快勝。貯金を今季最多タイの「5」とした。首位・日本ハムがソフトバンクに敗れたため、ゲーム差は0.5に縮まった。先発登板した渡辺勇太朗投手(24)は5回1死まで無安打の好投を見せ、7回3安打無失点の好投で今季3勝目をマークした。
渡辺は16日のオリックス戦(ベルーナD)以来、中11日での先発登板。
初回、試合前時点でリーグトップの打率.333と好調の村林を空振り三振。3回に四球で初めて走者を背負ったが、冷静に後続を断った。
5回1死走者なしから宗山に死球で出塁を許すと、続くフランコに左前打されて一、二塁のピンチ。それでも後続を抑えて得点を許さなかった。7回3安打無失点、6奪三振、99球で降板。2番手・山田、3番手・ラミレスも無失点で継投し、チームとしては今月7度目の完封勝ちとなった。
打線は初回にネビンの犠飛で先制すると、続く長谷川の左前適時打で2点目を加えた。6回には牧野、ネビンの連打でチャンスをつくり、再び長谷川が左中間へ2点適時三塁打。外崎の犠飛で5−0とリードを広げた。8回にも元山の左前適時打でさらに1点を追加。投打にかみ合った。
渡辺はお立ち台で「前回同様、ストライク先行で優位に進められたので、そこは良かったと思うんですけど…8回も行きたいですって言ったんですけど、代えられてしまったので」と続投を直訴していたと明かした。「もう1イニングぐらい行けるかなと思ったんで、ちょっと悲しかった」と素直な気持ちを打ち明け、場内からは笑いが。だが、すぐに「そこは任せてもらえるだけのピッチャーになれるように頑張りたいと思います」と前を向いた。
4試合連続のハイクオリティースタート(HQS=7回以上、自責点2以下)。「開幕してすぐちょっと点を取られる、苦しい投球が続いてたんですけど、ここ数試合で感覚も良くなってきて調子も良くなってきている。引き続きもっともっと上げていくように頑張りたい」と気を引き締めていた。