鈴木誠也が50打点一番乗り!3回に週間MVP祝う先制打 カブス延長11回に逆転サヨナラ勝ちで3連勝
2025年5月28日(水)12時14分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ カブス4×—3ロッキーズ(2025年5月27日 シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手(30)が27日(日本時間28日)、本拠でのロッキーズ戦に「3番・DH」で先発出場し、3回に先制打を放つなど5打数1安打1打点で両リーグ最速で50打点に到達。チームは延長11回に逆転サヨナラ勝ちを飾った。
初回1死一塁の第1打席は中飛に倒れたが、3回1死満塁の第2打席は相手先発・マルケスの初球、ナックルカーブを捉え、左前に先制打。これで両リーグ一番乗りで50打点に到達した。
大リーグ公式サイト「MLB.com」のサラ・ラングス記者が自身のX(旧ツイッター)で50打点にまつわる記録を紹介。出場51試合で50打点を記録したのはカブスの選手では2005年のデレク・リー以来20年ぶりという。
5回1死二塁の第3打席は中飛だった。2—2の7回2死一塁で迎えた第4打席は空振り三振に倒れた。
同点のまま迎えた延長10回1死一、二塁のサヨナラ機もスライダーに手を出し、空振り三振だった。
チームは延長11回に1点を奪われ、2—3とされたが、その裏、1死三塁からブッシュの左前適時打で同点に追いつくと、なおも1死一、二塁から新人ショーが二塁手の頭上をしぶとく越す右前適時打を放ってサヨナラ勝ち。3連勝を飾り、鈴木も笑顔を見せた。
試合前には米大リーグから前週の週間MVP(19〜25日)が発表され、鈴木がメジャー1年目の22年4月以来、3年ぶり2度目の受賞。この間、6試合で打率・480、3本塁打、10打点を記録するなど、ナ・リーグ中地区首位を走る好調なカブス打線をけん引した。「すごい選手が数多くいる中で、こういう賞を頂いたのはすごくうれしい」と話した。
この日の試合を終え、今季成績は51試合で打率・272、14本塁打、50打点を記録している。