ルカ・マリーニ、初の鈴鹿8耐テストで大クラッシュ。骨折や脱臼、気胸の大怪我により日本で経過観察入院に/MotoGP
2025年5月29日(木)15時6分 AUTOSPORT web

5月27〜28日の2日間、HRC(ホンダ)は鈴鹿サーキットで鈴鹿8耐に向けたプライベートテストを行った。MotoGPライダーのルカ・マリーニもテストに参加したが、28日に転倒を喫して大怪我を負い、地元の病院で入院中だ。
このプライベートテストには、鈴鹿8耐で連覇中のTeam HRCやFIM世界耐久選手権(EWC)にフルエントリーしているF.C.C. TSR Honda France、その他ホンダチームが参加した。なかでも、Team HRCからは昨年も参戦した高橋巧、ヨハン・ザルコに加え、鈴鹿サーキットに初来場のマリーニも走っていたようだ。
マリーニやザルコは5月25日のMotoGP第7戦イギリスGPを終えてすぐに来日。MotoGPのRC213Vではなく、CBR1000RR-Rを走らせた。プライベートテストのため、内容は明らかとなっていないが、マリーニは2日目の28日に大クラッシュをしたという。
その後、病院に搬送されたが、左股関節脱臼、左膝靭帯損傷、胸骨と左鎖骨の骨折、右側の気胸と診断され、渡航可能と判断されるまで経過観察入院をすることになった。MotoGP第8戦アラゴンGPでの代役参戦などについてはアナウンスされていない。
HRCは例年この時期に鈴鹿サーキットでプライベートを実施している。Team HRCのライダーは現在、高橋とザルコが決まっている模様だが、オーディションも兼ねておりマリーニが第3ライダーとなる予定だったようだ。
しかし、マリーニが怪我を負ったため、ホンダのテストライダーかWorldSBKのホンダライダーが鈴鹿8耐で高橋とザルコとチームを組むことになりそうだ。