【高校野球】白樺学園 右ひざ負傷から復帰の川島陽琉中堅手が復活の3安打…立命館慶祥を撃破

2025年5月29日(木)7時35分 スポーツ報知

 4回2死三塁、右前適時打を放つ白樺学園・川島(カメラ・島山 知房)

◆高校野球◇春季全道大会 第3日 ▽1回戦 立命館慶祥2−6白樺学園(28日・札幌円山)

 2年ぶり出場の白樺学園は1回戦で、右膝後十字じん帯断裂から復帰した3番・川島陽琉(はる)中堅手(3年)が3安打2打点をマークし、6—2で立命館慶祥を撃破した。

 白樺学園の安打製造機が完全復活だ。8回2死三塁から川島が右前に3本目の安打を放ち、ダメ押しの6点目をたたき出した。2年前の春、体調不良者が続出するなど不完全燃焼で敗れた相手に雪辱を果たし「その代のOBが応援に来てくれていたので、リベンジできて良かった」と笑みを浮かべた。

 1年春から主力だったが、昨夏の北大会決勝で右膝後十字じん帯を断裂。甲子園はテーピングを何重にも巻いて強行出場したものの、地区予選で敗れた昨秋はスタメンから外れた。同予選後は治療とリハビリに専念。3月に戦列復帰したばかりながら、猛打賞で打線をけん引した。

 この日は昨夏の甲子園経験者6人がスタメンに名を連ねた。同じく昨夏の主力で長期離脱していた久保翔馬一塁手(3年)も復帰し、初の頂点も視野に入るが「自分たちは守備と走塁のチーム。やることは変えずに戦いたい」と冷静だ。苦境を乗り越えた白樺学園の“はる”が、春の円山でまだまだ暴れ回る。

(島山 知房)

 〇…知内は準々決勝で北見北斗を2戦連続のタイブレークの末、5−3で下し27年ぶりの4強入りを決めた。延長10回無死一、二塁から相手投手の2球連続暴投で勝ち越すと、内野ゴロの間に追加点。8回途中から登板したエース・田沢慶明(3年)が無失点でリードを守り切った。1回戦に続く激闘に高草木穣監督(57)は「(タイブレークは)もういいわ」と苦笑い。3打点の6番・板垣宏征捕手(3年)は「今まで通りやることは変わらない」と31日の準決勝を見据えた。

スポーツ報知

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