元Bリーガー・石川尚樹、カメラマンと“兼業”の3人制転向で6・1静岡凱旋「風が強いのでシュートが入るか(笑)」

2025年5月29日(木)7時30分 スポーツ報知

「焼津CITYユナイテッド」に加入した石川尚樹

■英語堪能で通訳経験も

 五輪種目にも採用されている3人制バスケットボールのグローバルリーグ「3x3.EXE」に加盟する焼津CITYユナイテッドに、今季から異色の選手が加わった。現B2ベルテックス静岡のチーム発足時に所属した石川尚樹(31)。今月17日に開幕し、6月1日に焼津港の「焼津PORTERS」で開催される大会に向け、「たくさんの人に来てもらい、楽しんでもらえれば」と呼びかけた。

 兵庫・芦屋大を卒業後、2015年から鹿児島やベルテックスなどB2、B3に所属。堪能な英語力を生かして通訳を兼ねた時もあり、選手や通訳でオファーがあったが、昨年11月に引退を決断。静岡で知り合ったカメラマンの元で趣味のカメラを職業にした。ただ、そんな時期に焼津でプレーする誘いがあった。

■当初は3人制に興味なし

 「5人制が好きなので最初は興味がありませんでした。でもチームのことを調べると、町おこしや地域貢献を大事にしている。Bリーグの時、僕はその気持ちでやっていました。あと、契約をもらえずに『引退』となって、どこか諦めきれない部分もあったので」

 バスケ競技歴がある妻にも背中を押された。2月から練習開始。5人制より1サイズ小さいながら重さは同じボールなど、「全く別競技という意識でやっています」と言う。静岡市内のスタジオ「LOCA STUDIO」で勤務して、他のチームメート同様に“本業”にも力を注ぎ、4月には古巣・ベルテックスの試合撮影を請け負った。

 5人制では司令塔役のポイントガードだったが、3人でプレーする今は、積極的にシュートを狙うことを求められている。「焼津のコートは屋外で風が強いのでシュートが入るか不安(笑)。ファンに僕がバスケをしている姿を見せたいです」。トレードマークの「ブロッコリーヘア」で、久々に静岡のファンを湧かせる。(武田 泰淳)

 ◆石川 尚樹(いしかわ・なおき)1994年2月8日、福岡県生まれ。31歳。福岡第一高、芦屋大を経て、兵庫インパルスに入団。その後、Bリーグ・鹿児島から18年にベルテックスの前身チームに加入し、21年まで所属。昨季はB3東京八王子でプレーした。181㌢。

スポーツ報知

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