大橋会長「また頑張ってくれると思う」王座奪取失敗の力石の無事を報告 試合前アクシデントには多く語らず
2025年5月29日(木)18時13分 スポーツニッポン
プロボクシングIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦(28日、横浜BUNTAI)に挑むも、判定負けを喫した同級3位の力石政法(30=大橋)について所属ジムの大橋秀行会長が29日、試合後の容体を報告した。
世界初挑戦となった力石は前夜、同級1位エドアルド・ヌニェス(メキシコ)と対戦。最後まで相手の圧力に苦しみ王座奪取とはならなかったが、最後まで戦い抜いた。試合後、病院で検査を受けたことを報告した同会長は「念のためCT(検査)を受けて、何の異常もなかったので一安心」と報告。進退を保留した力石には「全(勝利)KOの相手によく頑張って、できる力を全部出し切った試合だった。また頑張ってくれると思う」と健闘を称え、再起を期待した。
一方で試合後、力石の兄でIBF世界フライ級王者の矢吹正道(32=LUSH緑)が自身のX(旧ツイッター)で「試合前に肩痛めて1ヶ月間スパー出来ない状況の中でよく世界戦のリングにあがったよ。来週に手術も決まってる!!」とアクシデントがあったことを告白した。
これには「こちらから言うことではない。力石だってケガをしたなんて一言も言っていない」と多くは語らず。「相手の方が1枚も2枚も上手だった」と潔く完敗を認めていた力石の姿勢を尊重した。