三浦愛 全日本F3選手権第3戦/第4戦SUGO レースレポート

2018年5月30日(水)10時24分 AUTOSPORT web

2018 Japanese Formula 3 Championship


EXEDY B-Max Racing team
Race Report


全日本F3選手権Rd.3、Rd.4


■開催日時
2018年5月26日(土)、27日(日)
■開催サーキット
宮城県 スポーツランドSUGO
(1周3.704256km)
■大会名
2018 Japanese SUPER FORMURA Championship ROUND3
■同時開催イベント
SUPER FORMURA、SUPER FJ SUGO
N-ONEオーナーズカップ


2018年5月26日(土)晴れ
全日本F3選手権第3戦、第4戦
スポーツランドSUGO/3.704256km
参加台数14台


#3 三浦愛 予選結果 第3戦:12位/1分15秒696 第4戦:8位/1分15秒815


 開幕ラウンドから1ヵ月のインターバルを経て、全日本F3選手権はスポーツランドSUGOで第2ラウンドを迎えた。予選と第3戦決勝が行われるこの日、SUGOの上空は爽やかな青空が広がる絶好のコンディション。午前10時20分、まずは第3戦、第4戦のグリッド順を決める予選がスタートした。


 木曜、金曜と行われた占有走行では「クルマのバランスに悩み続けたものの、最後にはある程度の手ごたえを掴むことができた」と語っていた三浦選手は、開始からすぐにコースに入ると2周のウォームアップ後アタックに入る。そして最初のアタックでまずは前日まで果たせなかった15秒台に入れると、翌周は1分15秒696にタイムアップ。


 この時点で8位となるが、アタック中に前でコースアウトするマシンが現れるなど、これは三浦選手にとって決して満足のいくアタックではなった。そして2セット目のタイヤを投入しセカンドアタックで勝負をかけようと、一旦ピットへと戻った。


 全車が2セット目のアタックを行ったことで、残り10分となるとコース上は賑やかになった。三浦選手はインターバル間にセット変更を行わず、タイヤのみ新品に替えコースイン。クルマの状態から、14秒台をマークできる自信を持っていた。


 ところがコースイン後2周のウォームアップを経てアタック周回に入った直後、1台がクラッシュしセッションは赤旗中断に。予選はそのまま終了となり、三浦選手は結局セカンドアタックを行えないまま終えることになった。結果は第3戦が12位、第4戦が8位となった。


■三浦愛選手コメント


「赤旗が出たときはアタックに入っていて自己ベスト更新は確実だと思っていたので、不完全燃焼の予選でした。持ち込みのセットから二日間いろいろと手を加えた結果、最後にようやく良いバランスを見つけることができ、コンディションも良かったので期待していたのですが残念です」


「でもポテンシャルとしては、レースで前の集団についていく自信があります。SUGOは抜けないコースなので、決勝ではスタートでしっかり順位を上げていきたいと思います」


2018 年 5 月 26 日(土) 晴れ
全日本F3選手権第3戦
スポーツランドSUGO/3.704256km
参加台数14台


#3 三浦愛 決勝結果 11位/23分08秒033


 午後になりスーパーフォーミュラの予選で赤旗中断があった影響から、第3戦決勝は定刻より15分遅れの午後3時15分、やや涼しくなったコンディションの下スタートした。


 12位と予選では下位に沈んでしまった三浦選手だったが、スタートの上手さにはずっと安定感があり、昨年も何度もジャンプアップを果たしていることから今回も期待がかかった。


 その期待通りのスタートダッシュを決めると、まずは1台をかわすことに成功する。しかし1コーナーまでの距離が短いSUGOでは、そこまでが精いっぱい。11位で1コーナーをクリアしてから、オープニングラップではそれ以上順位を上げることができなかった。


 そして「クルマのセットアップ状況は良かった」という三浦選手はレース序盤こそ前のクルマに1〜2秒差につけ10位浮上の可能性を見せるも、SUGOが鈴鹿に続いてフィジカルに厳しいコースということで、そこから先は徐々にオフの間の走行不足の影響を露呈させはじめる。


 5周目に約2秒差だった10位との差は、10周目には5秒差にまで広がった。その後もペースダウンは避けられなかったものの、一方で後続に対しては隙を見せなかった三浦選手は、
18周のレースを11位のままフィニッシュした。


■三浦愛選手コメント


「スーパーフォーミュラが予選でソフトタイヤを使った直後の路面だったことで午前中とは状態が変わっていましたが、グリッド上でのアジャストがうまくいきクルマの方は問題なかった。ラップタイムが伸びなかったのは、完全に体力的な問題でした」


「序盤はついていけるペースを維持できていましたが、直線も短いし最終コーナーでかかるGはかなりの負担で、周回を追う毎にどんどん厳しくなってしまいました」


「明日のレースは午前中ということで、路面温度が下がればもっと体力的に厳しくなる可能性もありますが、スタート順位の8位をなんとか守り切りって、チャンスがあれば入賞を狙っていきたいと思います」


2018年5月27日(日)晴れ
全日本F3選手権第4戦
スポーツランドSUGO/3.704256km
参加台数14台


#3 三浦愛 決勝結果 12位/32分18秒527


 前日に続き晴天となったSUGO。今季第4戦の決勝は午前10時10分、路面温度26℃と前日の第3戦よりも涼しいコンディションでスタートした。


 8番手と今季初入賞が狙えるグリッドから挑んだ三浦選手は今回は得意のスタートダッシュが決まらず、8位のまま1コーナーをクリア。さらにその先のSPコーナーで痛恨となるオーバーランを喫してしまい、オープニングラップで13位まで後退してしまう。


 思い描いていたプランは早くも崩れてしまった。だが、まだレースは始まったばかり。残り24周と挽回のための時間は充分残されており、三浦選手は気を取り直しそこからプッシュ。このポジションでは前の数台に対し、ラップペースで勝っていた。


 ところが順位を上げていくのに最も重要な最終コーナーでGに耐えることが体力的に難しいため局面はなかなか変えられず、間に入っていたNクラスマシンをかわすにも2周を要してしまう。その後も2秒差あった12位との差を一時は1秒差まで縮めるも、そこから先の突破口を開くことはできなかった。


 レースは中盤になり、14周目に前方で1台がバトルの末の失速し、ここで12位にようやく浮上を果たせた三浦選手だったが、その時点で1秒差だった11位に対しては最後まで食らいついていくもそれ以上の展開には持っていくことができず、25周で争われた第4戦を12位でフィニッシュした。


■三浦愛選手コメント


「スタートではなんとか1台かわすことができたのですが、SPでミス。マシンにダメージがなかったことは幸いでしたが、やはりストレートが短いためNクラスを抜くのにも2周かかってしまい、その後も体力が残っているうちは前との差を詰めていくことができたもののセクター4で遅いため、抜く展開に持っていくのは難しかった」


「今回の2戦は、完全に体力面がネックになってしまいました。でもクルマのセットアップに関してはうまくいったので、体力面での不安が解消できるよう努力して、9月のSUGOでリベンジしたいと思います。また次の富士でも、今回得られたものを活かしてしっかりと攻めていきたいと思います」


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