【ブンデスリーガ/ヤングスター列伝②】ついにレアル入団が決定した「セルビアのファルカオ」

2019年6月5日(水)7時30分 サッカーキング

[写真]=Getty Images

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 2018−19シーズンに活躍した若手選手を全10回に分けて取り上げる「ブンデスリーガ版ヤングスター特集企画」。第2回は、レアル・マドリード移籍が発表されたルカ・ヨヴィッチを紹介する。

[プロフィール]
ルカ・ヨヴィッチ(Luka JOVIC)
生年月日:1997年12月23日(21歳)
出身地:ビイェリナ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
所属:フランクフルト ※2019−20シーズンよりレアル・マドリードへ移籍
ポジション:フォワード
背番号:8
利き足:右足
A代表歴:4試合1得点(セルビア代表)

 母国で「セルビアのファルカオ」の異名をとる若き点取り屋が、参戦2年目のブンデスリーガで3位タイの17ゴール、ヨーロッパリーグ(EL)で首位タイの10ゴール(準決勝終了現在)と大爆発した。今年4月に買い取りオプションを行使し、ベンフィカから700万ユーロで保有権を譲り受けたフランクフルトは笑いが止まらなかっただろう。2年前までほぼ無名だった若手が、いまや5000万ユーロ(約61億円)は下らない市場価値を持つ人気銘柄に変貌したのだから。

 1トップでも2トップでも十全に機能する俊英は年間を通してフル稼働した。ブンデスリーガのラスト6試合でノーゴールと息切れしたものの、第8節のデュッセルドルフ戦での5ゴール、ELラウンド16のインテル戦、同準々決勝のベンフィカ戦での各1ゴール、準決勝のチェルシー戦での2戦連発など、コンスタントに大きなインパクトを放った。

 左右両足のシュート技術がすこぶる高く、華麗なループから豪快なダイレクトボレーまでフィニッシュのレパートリーは多彩。181cmながらヘディングでも頻繁にネットを揺らす。チームが苦しい時でも一瞬の隙を逃さず、ゴールを奪い切れるのもこの21歳の大きな魅力だ。フランクフルトは以前から今夏の引き抜きを覚悟していたが、6月4日、ついにレアル・マドリード入団が発表された。





文=遠藤孝輔

サッカーキング

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