「2021年を上回るペース」大谷翔平の止まらぬ打棒に米識者が2度目のMVP受賞を示唆「このままいけば48本塁打、119打点」

2023年6月15日(木)16時4分 ココカラネクスト

マウンド上でのパフォーマンスは課題も見えるが、打撃で2021年以上の成績を残せばMVPはほぼ間違いないだろう(C)Getty Images

 エンゼルスの大谷翔平は現地時間6月14日(日本時間15日)、レンジャーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、2試合ぶりの本塁打となる21号を含め、2安打を記録、連続試合安打を「11」とした。試合は3-6でエンゼルスは敗れている。

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 この日も背番号17の存在感が、バッターボックスで際立った。初回の第1打席で四球を選び、3試合を跨いでの7打席連続出塁を記録。その後、2打席目は三振に倒れるも、3打席目はレフト前へ技ありのヒットを放つ。さらに9回の第4打席、1-6と劣勢となった状況でランナーを二塁に置き、レンジャーズのクローザー、ウィル・スミスのストレートをレフトスタンドに運んだ。翌日のカード最終戦へ向け一矢報いる、今季21本目のアーチとなった。

 マルチ安打も4試合連続となるなど、同地区首位を相手に回してもバッティングの勢いが止まらない大谷。グラウンド内外でさまざまな話題の中心となる日本人スターの目の覚めるような活躍ぶりには、米メディア、さらに現地識者より、はやくも2度目のMVP選出有力との声も挙がっている。

 スポーツサイト『FanNation』では、ここまでの「リアル二刀流」でのパフォーマンスについて「オオタニは2021年から信じられないような結果を残している」と述べながら、今季の打撃成績に言及。米ジャーナリストのケン・ローゼンタール氏の見解を紹介し「ローゼンタールによると、MVPを受賞した2021年の数字を上回るペースで進んでいるという」と記している。さらに「このままいけば打率.291、48本塁打、119打点をマークする勢いであり、まさにMVPキャンペーンを上回る成績を残している」と評した。

 大谷は2021年、初めてリアル二刀流としてシーズンを送り、打率.257、46本塁打、100打点を記録、また投手では9勝2敗、防御率3.18でアメリカンリーグMVPを満票で受賞している。米国内の反応の通り、2年前の成績をも凌駕するほどの現在の大谷。同メディアは「マウンド上での彼のパフォーマンスが問題点になるかもしれない」と打撃に比べ、好結果が得られていない投手成績がネックとしながらも「それでも、もし彼が2021年の打撃成績を上回ることになれば、3シーズンで2度目の受賞を否定するのは難しいだろう」として、MVP受賞の可能性を主張した。

 話題となっているMVP以外でも大谷は、現在リーグトップの本塁打、またランキング上位に名を連ねる打点など、初の打撃タイトル獲得も夢ではない。まだまだ続く2023年シーズンの「SHO‐TIME」はこれまで以上に華やかなものとなる予感で溢れている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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