チェルシーの3選手にサウジアラビア移籍が浮上？　ツィエク本人は前向きに検討か

　チェルシーに所属するガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤン、モロッコ代表MFハキム・ツィエク、セネガル代表GKエドゥアール・メンディはサウジアラビアへ移籍する可能性があるようだ。スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

　2020年途中にアヤックスからチェルシーに加入したツィエクは、昨年末のFIFAワールドカップカタール2022でモロッコ代表のベスト4進出に大きく貢献したものの、今季はリーグ戦18試合の出場に留まるなど、クラブで満足な出場機会を得られなかった。昨冬の移籍市場では、チェルシー側の書類ミスにより期限内での選手登録が完了せず、パリ・サンジェルマン移籍が破談にもなっていた。同メディアによるとツィエクは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルと交渉を進めている模様。すでに具体的なオファーが届いていると見られ、本人も契約締結に前向きであると報じている。

　昨年9月にチェルシーの一員となったオーバメヤンも、リーグ戦15試合の出場で1ゴールと、移籍当初の期待には応えられなかった。同選手は古巣であるバルセロナ復帰を望んでいたものの、高額な給料を理由に獲得リストから除外されたようだ。オーバメヤンにはアル・ナスルや元フランス代表カリム・ベンゼマが移籍したアル・イテハドなど、サウジアラビアの4クラブからの関心を伝えている。

　また、セネガル代表GKエドゥアール・メンディもサウジアラビアが移籍先の候補として挙げられている。同選手は2020年にフランスのスタッド・レンヌから加入すると初年度から正守護神に定着。しかし今季は負傷の影響もあり、スペイン代表GKケパ・アリサバラガにレギュラーの座を奪われ、リーグ戦10試合のみの出場となっていた。

　昨今はスター選手のサウジアラビア移籍が相次いでいるが、今夏に大規模な人員整理が伝えられるチェルシーからも同国に活躍の場を求めるプレーヤーが現れるかもしれない。