マクラーレンがダブル入賞。「ガスリーに抜かれる心配はしていなかった」とノリス:F1オーストリアGP

2019年7月1日(月)15時34分 AUTOSPORT web

 2019年F1オーストリアGP決勝で、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は8位、ランド・ノリスは6位だった。マクラーレンは2戦連続でダブル入賞を達成、コンストラクターズ選手権4位を争っているルノーに20ポイントの差をつけた。


■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=8位
 スゴいレースだった! タフな週末になり、スターティンググリッドも19番手だったのに、ここまで挽回できたのだから最高にハッピーだ。昨日までの僕はフラストレーションを抱えていた。パワーユニット関連のペナルティがあったからだ。だが、今日の朝からは、そのフラストレーションを全部モチベーションに変えてレースに臨んだ。


 今日はとても力強いレースができたと思う。ミディアムタイヤで長いスティントを走って、正しいタイミングでハードコンパウンドに履き替えた。それ以降は次々とオーバーテイクが決まって、ポイント圏内まで順位を上げることができた。


 今日唯一の失敗は、残り10周になって(ピエール・)ガスリーへのアタックを始めた時に、フロントウイングを傷めてしまったことだ。僕のペースから考えれば、7位は可能だったと思うけど、それ以上のミスを避けるには慎重にドライブするしかなく、それでも最終的には(キミ・)ライコネンの前にとどまることができた。


 この喜びをチームのみんなと分かち合いたい。最高のレース、最高の追い上げができたし、チームとしても、またダブルポイントフィニッシュが達成できてよかった。

2019年F1第9戦オーストリアGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

ランド・ノリス 決勝=6位
 楽しいレースだったよ。いいスタートを切って前に出ることができ、ほんの1周ほどとはいえ、メルセデスやフェラーリとバトルができた。でも、そんなポジションは早々にあきらめて、自分のレースを考える必要があったんだ。


 1周目にはアルファロメオの1台に、ターン4のアウト側から抜かれてしまった。僕としてはあまり抵抗もできず、それで4番手に下がって、さらに5番手に落ちた。その後はしばらくマックス(・フェルスタッペン)を背後に抑えて、ポジションを維持できた。最初の数周はタイヤをセーブしていた。そして、タイヤは大丈夫とわかった段階でプッシュし始め、その後はやるべきことをやった。つまり、ギャップを築いて、ピットに入り、それ以降はペースのマネジメントをしたわけだ。


 ミディアムを履いたので、いったいどこまでやれるか、あるいはスティントの終盤にはタイヤがどうなるか、少し不安なところもあった。最後の数周はガスリーにプッシュされたけど、僕はタイヤを持たせるためにやるべきことをしていて、余計なリスクを冒したくなかっただけだ。本当にプッシュする必要があれば、まだかなり余裕はあったよ。


 サーキットのスタッフだけでなく、ファクトリーにいる人々も含めて、マクラーレン・チーム全体に心からありがとうと言いたい。僕のホームレースがますます楽しみになってきた!


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