鈴鹿10時間の暫定エントリーリスト公開。世界各国の豪華ドライバー集結へ

2018年7月4日(水)16時32分 AUTOSPORT web

 7月4日、鈴鹿サーキットは8月24〜26日に開催される『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』の暫定エントリーリストを公開した。33台がエントリーしており、ドライバーも多くのチームが記されている。


 これまで開催されてきた真夏の伝統の耐久レース、鈴鹿1000kmの歴史を引き継ぎ、2018年から新たにGT3の世界戦として開催されることになった鈴鹿10時間。これまで参戦チームのリスト、そして各チームから参戦ドライバーが明らかにされてきたが、この日暫定ながら、そのエントリーリスト一覧が明らかにされた。


 発表されたエントリーリストは33台。当初目標としていた数字より少ないのが寂しいところだが、日本からはスーパーGT、スーパー耐久、ブランパンGTシリーズ・アジアに参戦するメンバーを中心に14台がエントリーした。すでに明らかにされているチームが多いが、4日にはD’station Racingから7号車が藤井誠暢/スヴェン・ミューラー/アール・バンバー、77号車が星野敏/近藤翼/ジョノ・レスターの2台が明らかにされ、さらにこのリストでも注目の名が記されている。


 今季ブランパンGTシリーズ・アジアにフル参戦しているKCMGの18号車ニッサンGT-RニスモGT3には、ブランパンアジアにも参戦した松田次生に加え、2015年にブランパンGTのチャンピオンを獲得した経験をもつ千代勝正が乗り込むことになった。千代はGT3の経験も豊富で、強力なメンバーとなりそう。


 これでホンダNSX GT3をドライブする山本尚貴/武藤英紀/中嶋大祐、小暮卓史の4人に加え、GOOD SMILE RACING & Team UKYOの小林可夢偉、KCMGの次生、千代と7人のGT500ドライバーが顔を揃えることになった。その他の日本勢もいずれも強力なラインアップが揃っており、見応えのあるレースを展開してくれそうだ。


■海外勢も豪華メンバーが名を連ねる


 また、海外勢もこのリストで明らかにされた部分がある。アウディ勢は、2台が名門WRTから参戦することになり、まだドライバーはすべては明らかになっていないものの、日本から参戦し、マーカス・ヴィンケルホックを起用するAudi Team Hitotsuyamaととも、アウディ勢は3台に力を入れているのが伝わる。


 メルセデスAMGチーム・ストラッカ・レーシングは43号車にマキシミリアン・バーク、マキシミリアン・ゴッツ、アルバロ・パレンテという強力なラインアップを敷いたほか、ポルシェ勢はD’station Racingのバンバー起用とともに、クラフト・バンブーの92号車がローレンス・バントール、ケビン・エストーレ、さらにマンタイ・レーシングの911号車にはロマン・デュマ、フレデリック・マコウィッキ、ディルク・ベルナーが起用されるなど、本気ぶりが見える。


 またJLOCとGRTグラッサーという2チーム3台の体制を敷くランボルギーニ、ハブオートにワークスドライバーを送り込むフェラーリ等、GTレース界のトップドライバーたちが多数投入されている。


 これらのワークスドライバー&チームがその実力を示すのか、地元鈴鹿で負けられない日本勢がそのレベルを示すのか。またベントレー、アウディ、フェラーリ、ポルシェといったメーカーに対し、強力な体制で迎え撃つホンダ、ニッサン勢がどう戦うか。初開催となる鈴鹿10時間は楽しみなレースとなりそうだ。

鈴鹿10時間用のカラーリングをまとったGOODSMILE RACING&TeamUKYOのメルセデス
エヴァンゲリオンレーシングはJLOCとタッグを組み、鈴鹿10時間耐久レースへ参戦する
Honda Team MOTULのホンダNSX GT3
2台のポルシェ911 GT3 Rで鈴鹿10時間に挑むD’station Racing。7号車にはアール・バンバーが乗り込む
優勝したベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの1号車アウディR8 LMS
ベントレー・チームM-スポーツの8号車ベントレー・コンチネンタルGT3
GAINERのニッサンGT-RニスモGT3。ピレリを履く姿が新鮮だ
Audi Team Hitotsuyamaの
R8 LMSをドライブした


第47回サマーエンデュランス
鈴鹿10時間耐久レース
暫定エントリーリスト(7月4日時点)


















































































































































































































































NoTeamNatCarDriver
00GOOD SMILE RACING&TeamUKYOJPNメルセデスAMG GT3谷口信輝 
片岡龍也 
小林可夢偉
2CarsTokaiDream28JPNロータス・エヴォーラMC高橋一穂 
加藤寛規 
濱口弘
5Audi Sport Team Absolute RacingCHNアウディR8 LMSTBN 
TBN 
TBN
6Absolute RacingCHNアウディR8 LMSTBN 
TBN 
TBN
7D’station RacingJPNポルシェ911 GT3 R藤井誠暢 
S.ミューラー 
E.バンバー
07Bentley Team M-Sport GBRベントレー・コンチネンタルGT3A.ソウチェク 
M.スーレ 
V.アブリル
08Bentley Team M-Sport GBRベントレー・コンチネンタルGT3J.ペッパー 
J.グーノン 
S.ケイン
11GAINERJPNニッサンGT-RニスモGT3平中克幸 
星野一樹 
安田裕信
17AUDI SPORT TEAM WRTBELアウディR8 LMSS.レオナルド 
TBN 
TBN
18TEAM UPGARAGEJPNトヨタ86 MC中山友貴 
小林崇志 
井口卓史
018KCMGHKGニッサンGT-RニスモGT3松田次生 
A.インペラトーリ 
千代勝正
21Audi Team HitotsuyamaJPNアウディR8 LMSR.アイアン 
富田竜一郎 
M.ヴィンケルホック
23KCMGHKGニッサンGT-RニスモGT3E.リベラティ 
R.ブラッドレー 
TBN
27HubAuto RacingTWNフェラーリ488 GT3TBN 
TBN 
TBN
28ARN RacingJPNフェラーリ488 GT3永井宏明 
佐々木孝太 
平手晃平
34Modulo Drago CORSEJPNホンダNSX GT3道上龍 
大津弘樹 
小暮卓史
37Callaway CompetitionDEUキャラウェイ・コルベットC7 GT3-R武井真司 
TBN 
TBN
42Strakka RacingGBRメルセデスAMG GT3N.レベンティス 
L.ウイリアムソン 
TBN
43Mercedes-AMG Team Strakka RacingGBRメルセデスAMG GT3M.バーク 
M.ゴッツ 
A.パレンテ
54Black Swan RacingUSAポルシェ911 GT3 RT.パパス 
J.ブリークモレン 
M.ミラー
63GRT Grasser Racing TeamAUTランボルギーニ・ウラカンGT3TBN 
TBN 
TBN
77D’station RacingJPNポルシェ911 GT3 R星野敏 
近藤翼 
J.レスター
87JLOCJPNランボルギーニ・ウラカンGT3佐藤公哉 
元嶋佑弥 
飯田太陽
88JLOCJPNランボルギーニ・ウラカンGT3平峰一貴 
M.マペッリ 
A.カルダレッリ
89HubAuto CorsaTWNフェラーリ488 GT3D.リゴン 
M.グリフィン 
M.モリーナ
91FIST-Team AAITWNBMW M6 GT3T.ブロンクビスト 
飯田章 
P.ビョロムパクディ
92CRAFT BAMBOO RACINGHKGポルシェ911 GT3 RL.バントール 
K.エストーレ 
M.ジャミネット
112“SATO,YAMASHITA-SS 
Rn-sports”
JPNメルセデスAMG GT3佐藤敦 
山下亮生 
久保宣夫
777Carguy RacingJPNランボルギーニ・ウラカンGT3木村武史 
K.コッツォリーノ 
A.ヤジッド
888Mercedes-AMG Team GruppeM RacingHKGメルセデスAMG GT3TBN 
TBN 
TBN
911Manthey-RacingDEUポルシェ911 GT3 RR.デュマ 
F.マコウィッキ 
D.ベルナー
AUDI SPORT TEAM WRTBELアウディR8 LMSTBN 
TBN 
TBN
Honda Team MOTULJPNホンダNSX GT3山本尚貴 
武藤英紀 
中嶋大祐


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