山本尚貴が母校・作新学院へ2度目の訪問。422名の小学部生徒を前にレーシングスーツ姿で講演を行う

2023年7月6日(木)10時19分 AUTOSPORT web

 7月6日、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が、自身の母校である作新学院を訪問した。昨年に続いて同校へ訪れた山本は、体育館に集まった小学部の全生徒へ約20分間の講演を行った。


 また、同校の小学部全児童(422名)とその家族を、8月19〜20日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されるスーパーフォーミュラ第7戦に招待することが発表され、生徒代表に山本から招待券が贈呈された。


 2007年に作新学院高等部を卒業した山本は、「去年皆さんを招待させてもらったレースで、皆さんの応援のおかげで優勝することができました。ありがとうございました」と、同校の生徒を招待した2022年第7戦もてぎでの勝利の感謝を述べ、体育館に集まった生徒たちを前に約20分間の講演がスタート。


 最初に山本が生徒へ「皆さんはなりたい夢を持っていますか?」と尋ねると、目の前の生徒からは多くの手が上がり驚く場面も見られたが、生徒たちに向けて夢や目標を叶える努力へのエールを送った。


「皆さんには、なにかなりたい夢や目標をひとつ見つけてもらえたらなと思います。夢や目標を持っている子たちも、叶えるためには大変なことがたくさんあると思うけど、実現に向けて努力することを諦めないで頑張ってほしいです」


 続いて、ふたりの代表生徒から質問がなされた。


 最初に6年生の鈴木さんから「もてぎでのレースの見どころ」について問われると、「今年は最高位が4位と、自分はまだ表彰台に上がれていないのですが、6月の練習会(富士公式テスト)では1番のタイムが出せて、調子が上がってきました。もし来てくれたら、もてぎのレースでは優勝するために頑張りますので、そこが見どころです」と回答。


 次に6年生の小玉さんから「夢への努力において志していること」に訊かれ、「どんな時もあきらめないことです。うまくいかないときに、逃げたりとか、目をつむってなかったことにするのではなくて、なんでうまくいかなかったのだろうかとよく考えていると、うまくいくことが増えていきます。ときには失敗することも大事なので、怖がらないでどんなことにも挑戦してほしいなと思います」と夢への努力についての想いを伝えた。

ふたりの代表生徒からの質問にゆっくりと丁寧に答えていた


 さらに講演の後半には、小学部の全生徒422名とその家族を8月19〜20日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されるスーパーフォーミュラ第7戦に招待することを発表。山本は、代表生徒のふたりとともに招待券の贈呈式を行い、講演は終了となった。

山本から生徒代表へ招待券が渡された贈呈式の様子


 講演終了後、囲み取材に応じた山本は「コロナも落ち着いてきて、実際に生徒の前で話すというのはレースと同じくらい緊張したのですが、今回は“本物のレーサー”を実感してもらうために、レーシングドライバーの正装であるレーシングスーツを着て登壇しました。子どもたちが夢の実現に向けて頑張るきっかけになればと思っていましたが、それ以上に自分も勇気とパワーをもらいましたので、後半戦はなんとか優勝を目指して頑張りたいです」と、2度目の母校訪問とシーズン後半戦ついての想いを語った。


 次戦第6戦は、7月15〜16日に静岡県の富士スピードウェイで開催される。6月23〜24日に同地で行われた公式テストでは総合トップタイムを記録し、手応えと自身を得た様子を見せていた山本だが、生徒たちの待つ第7戦もてぎへ向けて良い結果を残せるのか、その走りに注目したい。

講演を終え体育館をあとにする山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)

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