ディクソンが18年連続となる今季初勝利【順位結果】インディカー第10戦トロント決勝レース

2022年7月18日(月)6時18分 AUTOSPORT web

 3年ぶりの開催となったトロント市街地でのNTTインディカー・シリーズ第10戦。17日に行われた決勝レースは、2番手からスタートしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が今季初優勝。18シーズン連続の勝利を挙げた。


 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は、オープニングラップでクラッシュを喫しリタイアとなった。


 ポールポジションのコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)を先頭にトロントでの3年ぶりのインディカー・レースがスタートする。


 佐藤琢磨はターン2で他車に押し出されウォールにヒット。左フロントを破損し緊急ピットインとなり、早くもレースを終えてしまう。コース上にデブリも落ち最初のイエローコーションに。


 5周目にリスタートとなり、ハータがレースをリードしていく。


 中団以降が続々とピットインしていくなか、上位陣では3番手のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)とアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が17周目にピットイン。


 翌周、2番手のスコット・ディクソンがピットイン。トップのハータも18周目終わりでピットへ。


 ハータはディクソンの前でピットインするも、すぐに交わされポジションダウン。


 29周目、ブラックタイヤでスタートしたパト・オワード(アロウ・マクラーレンSP)が同じブラックタイヤスタートのリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)を交わしトップに浮上する。オワードは32周目終わりでピットイン。


 これでトップはディクソン。2秒差でハータが追いかける展開に。


 45周目、4番手を争っていたロッシとフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)がターン3で接触。押し出されたロッシはウォールにヒットし、2度目のイエローコーションとなる。


 ピットレーンがオープンになると、ヴィーケイ、コナー・デイリー(エド・カーペンター・レーシング)を除き全車がピットイン。ニューガーデンは作業が遅れ、ヴィーケイ、デイリー、ディクソン、ハータ、ローゼンクヴィストという順でニューガーデンは3番手から11番手にポジションダウン。


 50周目にリスタートを迎えるも、56周目に路面が剥がれデブリとなったため再びイエローコーションとなる。


 1ピットが必要なヴィーケイがトップ。ディクソン、ハータ、ローゼンクヴィスト、スコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)の順で59周目にリスタート。しかし、60周目にジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ)とカイル・カークウッド(AJフォイト)がクラッシュし4度目のイエローコーションに。


 ヴィーケイがピットインし、ディクソン、ハータ、ローゼンクヴィスト、マクラフラン、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の順で、67周目にレースは再開。


 ディクソンは好スタートでトップをキープ。レイホールがマクラフランを交わし4番手に浮上、マクラフランは大きくポジションを落とすことに。


 ディクソンはハータを寄せ付けず、トップをキープして今季初勝利。トロントで4勝目となる通算52勝目を挙げた。


 ファイナルラップでローゼンクヴィストがハータに迫るも2位争いはハータが死守。3位にローゼンクヴィスト。4位でレイホール、5位にマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ)が入った。


■NTTインディカー・シリーズ第10戦トロント決勝レース結果














































































































































































































































Pos.No.DriverTeamEngineLapsSP
19S.ディクソンチップ・ガナッシH852
226C.ハータアンドレッティ・オートスポートH851
37F.ローゼンクヴィストアロウ・マクラーレンSPC858
415G.レイホールレイホール・レターマン・ラニガンH8514
58M.エリクソンチップ・ガナッシH859
610A.パロウチップ・ガナッシH8522
760S.パジェノーメイヤー・シャンク・レーシングH8518
830C.ルンガーレイホール・レターマン・ラニガンH8510
93S.マクラフランチーム・ペンスキーC856
102J.ニューガーデンチーム・ペンスキーC853
115P.オワードアロウ・マクラーレンSPC8515
1218D.マルーカスデイル・コイン・ウィズ・HMDH855
1321R.ヴィーケイエド・カーペンター・レーシングC8520
1477C.アイロットフンコス・ホーリンガー・レーシングC857
1512W.パワーチーム・ペンスキーC8516
1628R.グロージャンアンドレッティ・オートスポートH8511
1706H.カストロネベスメイヤー・シャンク・レーシングH8517
1829D.デフランチェスコアンドレッティ・スタインブレナーH8512
1945J.ハーベイレイホール・レターマン・ラニガンH8513
2020C.デイリーエド・カーペンター・レーシングC8525
2148J.ジョンソンチップ・ガナッシH7321
2214K.カークウッドA.J.フォイト・レーシングC5824
2327A.ロッシアンドレッティ・オートスポートH444
244 D.ケレットA.J.フォイト・レーシングC3023
2551佐藤琢磨デイル・コイン・ウィズ・RWRH019

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