ジャッジ呆然の一発を放った大谷翔平は「ギャング」 ヤ軍贔屓メディアはもはや戦々恐々「彼の価値を高めていくだけ」

2023年7月19日(水)6時0分 ココカラネクスト

会心の一発を放ち、一塁ベース付近で叫んだ大谷。この一発がいかに大きなものだったかは、本人の表情が物語っている。(C)Getty Images

 大谷翔平(エンゼルス)の猛烈な一撃は、アナハイムを熱狂させ、ニューヨークでも小さくない反響を起こした。

 現地7月17日に本拠地で行なわれたヤンキース戦に大谷は「2番・指名打者」で先発出場。2点を追っていた7回裏に今シーズン初となる3試合連発の35号2ランをマーク。この値千金の一打で試合を振り出しに戻したエンゼルスは延長10回裏にマイケル・ステファニックの一打で、4対3でサヨナラ勝ちを収めた。

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 劣勢を覆す、目の覚めるような一発となった。1対3で迎えた7回の二死一塁での第3打席に立った大谷は、相手2番手マイケル・キングが追い込んでから外角真ん中へ投じた96.9マイル(約155.9キロ)の4シームを強振。パカンッという乾いた打球音とともに高々と舞い上がった打球は、あっという間にセンター後方の生垣に着弾した。

 大谷が放った驚異的な勝負強さにヤンキースナインの顔つきは一変した。故障中のために三塁ベンチで試合を観戦していたアーロン・ジャッジは思わず呆然。「すげぇな」と言わんばかりに口を開け、ただただ打球の行く末を見送っていたのが印象的だった。

 たった一打でゲームをガラッと変えてしまう。偉才の凄みを目の当たりにしたヤンキースの地元メディアでは、大谷に対する驚きの声が沸き上がった。地元紙『New York Post』は「ヤンキースはショウヘイ・オオタニをあえて歩かせず勝負する選択を取ったが、それが裏目に出た」と指摘。贔屓球団の決断を手厳しく批判したうえで「オオタニのヤンキース戦での本塁打は彼のまさに絶好調な1年を継続させ、生産的な結果を出し続けている打席もトレード期限が近づくにつれ、我々のチームは彼の価値を高めていくだけである」とトレードの噂が絶えない最近の報道を皮肉っている。

 また、日々ヤンキースの情報を発信しているニュージャージー州のニュースサイト『NJ.com』は、「なんということだろう。ヤンキースは延長戦で文字通り酷い敗戦を喫した」と接戦を落とし、アメリカン・リーグの東地区で最下位に転落した名門を糾弾。大谷の活躍については「エンゼルスの“ワンマン・ギャング”であるオオタニにヤンキースは打たれ、2点のリードを台無しにした」と記している。

 ヤンキースの関連メディアから「ギャング」と恐れられてもいる大谷。チームの苦心は続いているが、彼の存在感は日々増すばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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