鈴鹿8耐ライダーが決勝前に新アトラクションで真剣勝負/鈴鹿8耐トピックス

2019年7月26日(金)21時58分 AUTOSPORT web

 7月28日に決勝レースが開催する2018-2019世界耐久選手権(EWC)最終戦、鈴鹿8時間耐久ロードレース。事前のテストが24日(水)に行われたため、レースウイークは長期間となる。66台がエントリーしている2019年の鈴鹿8耐は、EWCに参戦しているライダーはもちろん、スーパーバイク世界選手権(SBK)、全日本ロード、ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)などさまざまなカテゴリーで活躍しているライダーが集結しているため、平日だが大勢のファンが訪れた。そんな鈴鹿サーキットで見つけたトピックスをいくつかお届けする。


Team BABY FACE Titanium Power Racingのピット裏

 セッション数も多い鈴鹿8耐は、真夏ということもあり、パドックではライダーが着る革のツナギを専用の機械で乾燥させているチームが見られる。各チーム、送風口に似顔絵やキャラクターの絵を描いており風物詩となっている。


 TransMapレーシング with ACE CAFEのピット裏では、ヘルメットドライヤーを発見。7月20日に販売がはじまったばかりだという『DR.Dry』はウェブショップで購入可能なのだとか。


ヘルメットドライヤー

 また、当然のことながらライダーにもケアが必要で、走行後汗だくのライダーが熱中症にならないためにプールが用意されている。水分補給だけでは足りないほど体温が上がるようで、水を浴び次の走行までに身体を冷やす様子が決勝日には見られるという。


パドックに設置されているプール

 鈴鹿8耐は耐久レースのため給油が必要なレースだ。使う道具も特殊なものとなり、この給油機が見られるのも耐久レースの特徴。ガソリンが入った給油機はかなり重いためピット作業は一苦労となる。


鈴鹿8耐、給油道具

 EWCで現在ランキングトップのTEAM SRC KAWASAKI Franceはピット裏の入口にはパーテーションがなく、走行を終えたエルワン・ニゴンの様子が伺えた。チャンピオン間近のチームなどはピット内を見せないことが多いが、この開放感あるピットに驚きを隠すことができなかった。最終戦となる鈴鹿8耐でチャンピオンを獲得なるか。


TEAM SRC KAWASAKI France

 EWCに参戦するライダーは、誰が走行しているか判断するためにブルー、イエロー、レッドいずれかの腕章をつけている。見た目でも判断できるが、腕章にはGPSが組み込まれており、誰がどこを走っているか確認もできるのだとか。


ブルー、イエロー、レッドの3色の腕章

 こちらは現在ランキング3位のF.C.C. TSR Honda Franceから参戦しているジョシュ・フック。2018年にEWCチャンピオンに輝き、今年は2年連続の王者を目指す。普段見ることのできない、世界選手権で戦うライダーを見る機会があるのも鈴鹿8耐の魅力だ。


ジョシュ・フック(F.C.C. TSR Honda France)

 SBKライダーのトプラク・ラズガットリオグルとスーパースポーツ世界選手権(WSS)で活躍する大久保光にも遭遇。SBKとWSSは併催されており、クラスは異なるが同じ舞台で戦うふたり。談笑する様子から仲の良さが伝わってきた。


大久保光とトプラク・ラズガットリオグル

 鈴鹿サーキットモートピア(遊園地)では、今年オープンしたアトラクション『モトファイター』で現役ライダーによる鈴鹿8耐スペシャルマッチが開催。高橋巧、渡辺一樹、柳川明、野左根航汰が参戦し、2周のスプリントレースはYAMAHA FACTORY RACING TEAMのスーパーサブである野左根が勝利した。この勢いのままヤマハの5連覇なるか。


“モトファイター”鈴鹿8耐スペシャルマッチ

モトファイター

モトファイターフィニッシュシーン


■世界で活躍する憧れのライダーも登場するピットウォーク


 ピットウォークは、鈴鹿8耐でしか会うことのできないライダーに写真やサインを求められるチャンスだ。前週にBSBに参戦していたブラッドリー・レイとトミー・ブライドウェルは、BSBでは異なるチームだが、鈴鹿8耐ではチームメイト同士だ。


 ダニー・バカンもBSBに参戦しているライダー。TEAM BOLLIGER SWITZERLANDは出口修の参戦をレースウイークの直前に発表し、ナイジェル・ウォルラベン、ダニー・バカンとのトリオも注目されている。


ブラッドリー・レイとトミー・ブライドウェル(S-PULSE DREAM RACING・IAI)

ナイジェル・ウォルラベン、ダニー・バカン(TEAM BOLLIGER SWITZERLAND)

 EWCのチャンピオンを目指すF.C.C. TSR Honda FranceとTEAM SRC KAWASAKI France。ピットウォーク中に両チームの6人でトークを行っていた。


EWCチャンピオンを狙う2チーム

 TransMapレーシング with ACE CAFEは、全日本ロードのST600クラスに参戦する女性ライダーの平野ルナを起用。チームメイトの大石正彦とスズキのロゴである“S”を手で作り写真に応じてくれた。


平野ルナ、大石正彦(TransMapレーシング with ACE CAFE)

大久保光、中本翔、中本郡(メビウスグリーン 八尾カワサキ)

 全日本ロードではヤマハブルーのコスチュームを着るヤマハレーシングレディは、マシンと同様に資生堂TECH21のカラーとロゴ入りのコスチュームだった。5連覇がかかるYAMAHA FACTORY RACING TEAMは中須賀克行とSBKライダーのアレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークの3人で戦う。


 ピットウォークは27日(土)、28日(日)にも行われるため現地で観戦される方は思い出作りに参加してはみては?

YAMAHA FACTORY RACING TEAMのレースクイーン


Honda Dream RT 桜井ホンダのレースクイーン

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