現在フリーの吉田麻也、自身6カ国目となるMLS挑戦へ? LAギャラクシー加入が間近に迫る

2023年7月29日(土)19時8分 サッカーキング

シャルケを退団した吉田麻也の新天地は…? [写真]=Getty Images

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 2022−23シーズン限りで契約満了に伴いシャルケを退団したDF吉田麻也が、MLS(メジャーリーグ・サッカー)のロサンゼルス・ギャラクシー加入に近づいている模様だ。『アスレティック』が29日に報じている。

 現在無所属の状態が続いている吉田は、今夏に栃木SCのクラブ公式Twitterを通して練習に参加したことが明かされるなど、2023−24シーズンに向けた去就に注目が集まっていた。このような状況の中、吉田の新たなプレー先としてMLSが浮上しているようだ。『アスレティック』によると、ロサンゼルス・ギャラクシーが吉田の獲得に迫っているという。

 かつて元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏、同DFアシュリー・コール氏、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ氏らがプレーしたことでも知られているロサンゼルス・ギャラクシーは、2019年夏にボカ・ジュニオルスから元アルゼンチン代表FWクリスティアン・パボンをレンタル移籍で獲得した際、同選手の給与がMLSが独自に定めるサラリーキャップ規定に抵触していたことが発覚。パボンは特別指定選手として登録しなければならなかったものの、同ルールに違反したことで、今夏の移籍市場ではMLS外のリーグからの選手補強が禁じられていた。

 この補強禁止処分は夏の移籍ウィンドーが閉じる8月2日まで有効となっているが、同3日から9月2日までは無所属選手の新規登録が可能となる。そこでロサンゼルス・ギャラクシーは吉田の獲得に乗り出し、即戦力として迎え入れることを決断したようだ。『アスレティック』によると交渉は順調に進んでおり、来週中にも合意に至る可能性があるという。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、口頭合意に迫っていると報じた。

 現在、ロサンゼルス・ギャラクシーはMLS・ウェスタンカンファレンス(西地区)22試合を消化した段階で勝ち点「22」の獲得にとどまり、14チーム中13位に甘んじている。MLSとリーガMX(メキシコ1部)共催で開催されているリーグカップ2023でもグループステージ初戦とクルブ・レオン(リーガMX)戦を0−1で落としており、31日には突破を懸けてGK高丘陽平が所属しているバンクーバー・ホワイトキャップスとの一戦に臨む予定だ。現在クラブには元ブラジル代表FWドウグラス・コスタ、スペイン人MFリキ・プッチ、セルビア代表FWデヤン・ヨヴェリッチらが在籍。元メキシコ代表FWハビエル・エルナンデス、ウルグアイ代表DFマルティン・カセレスは負傷の影響により長期離脱を強いられており、吉田は後者の代役として、最終ラインの柱としての活躍が期待されているようだ。

 2009シーズン終了後に名古屋グランパスを飛び出した吉田は、以降VVVフェンロ、サウサンプトン、サンプドリア、シャルケと4カ国のリーグでプレーしてきた。果たして、今夏の移籍市場でロサンゼルス・ギャラクシー加入を決め、日本を含めると自身6カ国目のリーグでプレーすることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。

サッカーキング

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