ベシクタシュがミランFWレビッチを完全移籍で獲得…契約期間は2025年夏まで、背番号は『7』に決定

　ベシクタシュは7月31日、ミランから元クロアチア代表FWアンテ・レビッチを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2025年夏までの2年間で、背番号は『7』を着用することを併せて伝えている。

　1993年9月21日生まれのレビッチは現在29歳。速さ、強さ、上手さの三拍子が揃った左ウィンガーはクロアチア南部の都市スプリトで産声をあげると、同都市に本拠を置くRNHスプリトでプロキャリアをスタートさせた。その後はフィオレンティーナやライプツィヒなどを経て、2016年冬にフランクフルトに加入。2017−18シーズンのDFBポカール決勝戦では2得点を挙げる大活躍で、30年ぶりとなる同大会優勝に貢献した。また、シーズン終了後に行われたロシアW杯にクロアチア代表として出場し、同国史上初となる準優勝の原動力にもなっている。

　2019年夏からはミランに在籍すると、すぐさま主力に定着。1年目は公式戦で15得点5アシスト、2年目は公式戦で11得点9アシストを記録するなど攻撃を牽引した。その後もコンスタントに出場していたものの、徐々にプレータイムが減少。そして今夏、積極的に補強を進めるミランにおいて構想外となり、新天地へと移籍することが濃厚となっていた。

　トルコでの新たな冒険を始めるにあたり、レビッチはクラブ公式サイトにて「オフェンシブプレーヤーとしては、クラブ初のクロアチア人選手とのことだ。とても嬉しいね。もちろん、もっと上を目指して努力するつもり」と告白。続けて「本職は左サイドアタッカーだけど、セカンドストライカーとしてもプレーできるよ。ゴールを決めることは、僕にとってより美しいことなんだ。ベシクタシュを優勝させるために、ゴールとアシストを記録するためにきた」と決意を語っている。

　なおベシクタシュによると、年俸は250万ユーロ（約4億円）とのこと。これに加えて、契約金280万ユーロ（約4億4000万円）と1試合あたりの出場時間ボーナスとして最大1万ユーロ（約160万円）が支払われるようだ。