吉田麻也の新天地はLAギャラクシーに決定! 1年半契約を締結、自身6カ国目の挑戦へ

2023年8月4日(金)9時17分 サッカーキング

シャルケ退団後、去就に注目が集まっていた吉田 [写真]=Getty Images

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 ロサンゼルス・ギャラクシーは3日、DF吉田麻也の完全移籍加入を発表した。

 日本が誇る経験豊富なセンターバックが、新天地としてMLS(メジャーリーグ・サッカー)を選んだ。クラブの発表によると、契約期間は2024年末までの1年半。背番号は「4」と伝えられている。なお、吉田は2022−23シーズン限りで前所属先のシャルケを退団していたため、移籍金の発生しないフリートランスファーでの加入となる。自身6カ国目のリーグでプレーすることが決まった。

 吉田の加入に際し、ロサンゼルス・ギャラクシーの監督兼SD(スポーツディレクター)を務めるグレッグ・ヴァニー氏がクラブ公式HPを通してコメントを発表。「マヤをこのクラブに迎えることができて嬉しく思います。彼はトップレベルのセンターバックで、類まれな経験とリーダーシップの資質をチームにもたしてくれるだろう。我々は彼が今後このチームに溶け込むことを楽しみにしている」と期待を寄せた。

 吉田は1988年8月24日生まれの現在34歳。名古屋グランパスの育成組織出身で、2007年にトップチーム昇格を果たした。初年度から一定の出場機会を確保すると、3年目の2009シーズンには最終ラインの軸に成長。同シーズンの終了後にVVVフェンロへの完全移籍が決まった。オランダでの1年目は負傷により出遅れたものの、徐々に信頼を掴み、2011−12シーズンはエールディヴィジ32試合の出場で5ゴールを挙げてチームの残留に貢献。2012年夏には完全移籍でサウサンプトンへ加入した。

 サウサンプトンでは加入初年度から定位置の座を確保し、プレミアリーグ32試合に出場したものの、以降はクロアチア代表DFデヤン・ロヴレン(現:リヨン)やオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(現:リヴァプール)らの加入もあって出場機会が減少。一方で大きなケガによって離脱したシーズンは少なく、右サイドバックもこなすなどチームにおいて重要な役割を果たした。最終的にサウサンプトンでは7シーズン半プレーし、公式戦通算194試合出場9ゴールを記録。2019−20シーズン途中冬の移籍マーケットでサンプドリアへのレンタル移籍に出た。

 イタリア初挑戦ながらサンプドリアでは即座にレギュラーポジションを確保し、シーズン終了後には完全移籍での加入が決定。2シーズン半にわたって主力として活躍し、公式戦通算74試合出場3ゴールを挙げた。2022年夏にはシャルケへ完全移籍。シーズン終盤は負傷の影響もあって一時的にポジションを手放したが、1年間を通して主力の1人に君臨し、公式戦通算31試合のピッチに立っていた。

 また、2010年1月には日本代表デビュー。アルベルト・ザッケローニ監督体制となってからは主力に定着し、FIFAワールドカップに3度、AFCアジアカップに3度出場した。FIFAワールドカップロシア2018を最後にMF長谷部誠(現:フランクフルト)が代表チームを離れるとキャプテンを託され、FIFAワールドカップカタール2022では日本の決勝トーナメント進出に貢献。これまでに日本代表通算126試合に出場して12ゴールを挙げている。

 吉田の新天地となるロサンゼルス・ギャラクシーはMLS・ウェスタンカンファレンス(西地区)22試合を消化した段階で勝ち点「22」の獲得にとどまり、14チーム中13位に甘んじている。MLSとリーガMX(メキシコ1部)共催で開催されているリーグカップ2023も2連敗で敗退が決まっていた。かつて元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏や元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ氏らがプレーしたことでも知られているクラブには、現在元ブラジル代表FWドウグラス・コスタ、スペイン人MFリキ・プッチ、セルビア代表FWデヤン・ヨヴェリッチらが在籍。元メキシコ代表FWハビエル・エルナンデス、ウルグアイ代表DFマルティン・カセレスは負傷の影響により長期離脱を強いられており、吉田は後者の代役として、最終ラインの柱としての活躍が期待されている。


【動画】LAギャラクシーが吉田のこれまでの歩みを紹介

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