【タイム結果】鈴鹿8耐夜間フリー走行はウエットに。トップはYARTヤマハのフリッツ

　8月5日、三重県の鈴鹿サーキットで『2022 FIM世界耐久選手権（EWC）第3戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会』（鈴鹿8耐）の夜間フリー走行となるナイトフリープラクティスが行われ、YART-YAMAHA OFFICIAL TEAM EWC（マービン・フリッツ／ニッコロ・カネパ／カレル・ハニカ）がトップタイムを記録した。

　いよいよレースウイークを迎えた2022年の鈴鹿8耐。予選日となる金曜日には午前のフリー走行から午後の予選に続き、18時30分から1時間の夜間フリー走行が行われる予定だったが、18時ごろから突然雨が強く降り始め、セッションは15分のディレイが決定。

　大雨＋ディレイ中にはアヒルのおもちゃが濁流のピットレーンを流れるシーンもあったが、天候は回復傾向に向かい18時45分にセッションがスタートした。真っ先にコースインしたのはBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMだったが、勢い余ったか1コーナーで若干のオーバーランを喫してしまうも無事にコース復帰を果たす。

　各マシンともまだ路面は濡れているとあり、セッション序盤は慎重な走りで周回を続けていくが、開始から7分半ほどでTONE RT SYNCEDGE4413 BMWの星野知也が1コーナーで止まりきれずに転倒してしまう。星野は少し痛がる様子をみせたが自力でコース外に一時退避、その後コースに復帰している。

　開始12分にはセーフティカーテストも行われ、鈴鹿8耐で使用されるホンダNSXセーフティカーがコースイン。その後方に隊列が組まれるテストも実施された。このセーフティカーランは19時02分に解除され、その後はウエットコンディションながら多くのマシンが精力的に周回を重ねていった。

　60分のセッションを終え、この夜間フリー走行でトップタイムを記録したのはYART – YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCとなり、マービン・フリッツがセッション最終盤に2分23秒908というタイムを記録した。2番手にはシルバン・ギュントーリの本戦欠場を発表したYoshimura SERT Motulが2分24秒376で続き、3番手は2分24秒520でKawasaki Racing Team Suzuka 8Hという結果になっている。

■2022鈴鹿8時間耐久ロードレース　夜間フリー走行結果（編集部計）