ドゥカティ MotoGP第10戦チェコGP レースレポート

2017年8月7日(月)13時51分 AUTOSPORT web

チェコGPでドビジオーゾが6位フィニッシュ、ロレンソは15位完走


 2017MotoGP第10戦のチェコGPがブルノ・サーキットで開催され、ドゥカティチームのアンドレア・ドビジオーゾが、デスモセディッチGPを6位でフィニッシュラインに導いた。スタート時点で“ウェットレース”が宣言されたものの、雨は降っておらず、路面もウェットよりも水気の少ないダンプ・コンディションだった。


 MotoGPマシンがレースペースで周回を始めると、路面は瞬く間にドライに。このレースの勝敗を分けたのは、ライダーおよびチームのマシン交換の戦略だった。


 2列目からスタートしたドビジオーゾは、勢いよく飛び出し、オープニングラップを3番手で通過。6周目にマシン交換を行い、15番手でコースに復帰した。その後、徐々にポジションを上げ、ラスト2周の時点でダニーロ・ペトルッチ(プラマック・ドゥカティ)を攻略して6位でチェッカーを受けた。


 チームメイトのホルヘ・ロレンソは、不運なレースを強いられることになった。序盤3ラップはレースをリードし、5周目にピットに入った。その際、マシン変更に手間取り、貴重なタイムを失った。


 レース復帰時点では19番手までポジションを落としてしまい、トップライダーとの間には大きなギャップが生じていた。最終的に15位まで順位を上げてフィニッシュした。


 第10戦終了時点で、ドビジオーゾはランキング3位を維持。ランキング首位のマルク・マルケス(ホンダ)とは21ポイント差である。ロレンソは66ポイントで10位に後退した。


 ドゥカティチームは、月曜日もブルノにとどまり、公式テストに参加する。次戦オーストリアGPは、来週8月13日に、レッドブル・リンクで開催される。


アンドレア・ドビジオーゾ(Ducati MotoGPチーム#04)6位


「非常に複雑な展開になってしまった。その中で適切な戦略が採れなかった。ライバルと同様に、もっと早めにピットインしてミディアム・スリックを装着したマシンに交換すべきだった」


「コースに復帰した時は16番手だったので、かなり厳しい展開を強いられると悟った。そこから歯を食いしばって懸命に追い上げて、何とか6位までポジションを上げることができた。タイトル争いを考えると、今日の10ポイントにも意味があるが、今朝までの状況からするともっとポイントが稼げていても不思議ではなかったはずだ」


ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム#99)15位


「本当に残念なレースになってしまった。天候の予想が難しく、せっかくダンプ・コンディションで速く走れていたのに雨が止んでしまった。コンディションが変わらなければ、優勝争いに絡めていただろう。レースでは、マシン交換でミスを犯した」


「チームからピットインの指示が出た段階でマシンの準備ができていなかったので、タイムを少しロスして、その後のレースが台なしになってしまった。この失敗から学んで、二度と同じミスを繰り返さないようにしなければならない。今週末は、ドライでもウェットでも速かった。レッドブル・リンクは、ドゥカティと相性の良いサーキットだ。やるべきことを全てやって、僕たちのポテンシャルを示したい」


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