キャシディ、フォーミュラEシーズン10はジャガーに移籍。エンビジョンにはフラインスが復帰

2023年8月8日(火)19時32分 AUTOSPORT web

 ABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するジャガーTCSレーシングは、来季のシーズン10においてニック・キャシディが加入することを発表。あわせてキャシディが所属していたエンビジョン・レーシングは、ロビン・フラインスが加わることを明らかにした。


 2020年まで日本のスーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権で活躍したキャシディ。2023年フォーミュラEシーズン10では4勝を挙げて最終戦までチャンピオンを争い、ジェイク・デニスに次ぐドライバーズランキング2位に輝いている実力者。このキャシディの活躍もあり、エンビジョン・レーシングは昨季のチームタイトルを獲得している。


 そんなキャシディがフォーミュラE4年目のシーズンに向け、“ワークス”であるジャガーTSCレーシングに加入することになった。移籍についてキャシディは「2024年フォーミュラEでジャガーTCSレーシングに加わることになり、とても興奮している。また、ジャガーのようなモータースポーツでの成功の歴史を持つチームでレースすることを楽しみにしている」と語った。


「ジャガーI-TYPE 6のステアリングを握り、ポイント、表彰台、そして優勝を目指して戦うのが待ちきれないよ。また、ミッチ(・エバンス)をチームメイトに迎えることを楽しみにしている。僕たちは子どものころからの知り合いで、何年にもわたってレースで戦ってきたんだ関係だからね」


 そしてジャガーTCSレーシングの代表を務めるジェームス・バークレイも「ニック・キャシディがジャガーTCSレーシングに加入することを発表でき、とても嬉しく思っている」とコメント。


「ニックの実績が物語っているけど、私達は彼(キャシディ)が日本でレースをしていたころから注目していたんだ。フォーミュラEに参戦してからは、彼はますます力をつけていて、2023年シーズンの活躍は非常に印象的だった。ニックはチームへの加入を強く望んでいる。我々は彼をジャガー・ファミリーに迎えることができて誇りに思う」

ジャガーTSCレーシングのスーツを着用するニック・キャシディ


 一方でキャシディが所属していたエンビジョン・レーシングは、来季に向けてABTクプラ・フォーミュラEチームからフラインスが“復帰移籍”することを発表した。


「1年間チームを離れていたので、エンビジョン・レーシングでの再スタートにとても興奮している」とフラインス。


「チャンピオンシップで勝利したチームに合流できるのは素晴らしいことだ。エンビジョン・レーシングは毎シーズンに渡ってトップ争いを繰り広げてきた。僕たちには素晴らしいマシンがあるし、競争力を高めることが目標だ」


 フラインスのチーム復帰に、エンビジョン・レーシングのマネージング・ディレクター兼CTOであるシルバン・フィリッピは「ロビン(フラインス)が1年ぶりにチームに戻ってきたことは素晴らしい」と語っている。


「彼は長年に渡りエンビジョン・レーシングで記憶に残る瞬間を経験し、常に先頭を走って表彰台を獲得してきた。ロビンとセバスチャン(ブエミ)のコンビは強力なものになるだろうし、シーズン10に向けてスタートを切るのが待ちきれないね」

フォーミュラEシーズン8までエンビジョン・レーシングに所属していたロビン・フラインス

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