トゥヘル監督、若い世代のDF獲得の必要性を強調「バランスが必要」

　チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、守備陣に若い世代の選手を加える必要があること強調した。7日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

　チェルシーは6日に行われたプレミアリーグ第1節でエヴァートンと対戦し、1−0で勝利を収めた。しかし、3バックの選手たちは37歳のブラジル代表DFチアゴ・シウヴァ、32歳のスペイン代表DFセサル・アスピリクエタ、31歳のセネガル代表DFカリドゥ・クリバリとベテランの選手たちが出場していた。

　トゥヘル監督は「もしかしたら年齢もあるかもしれないが、彼らには多くの経験があり、何をしなければならないかを知っている」と3選手の重要性を強調した一方で、シーズンを戦う上では若い世代の選手も必要であると語った。

「私たちは今後数年で次の世代へと引き継いでいく必要があることを理解しなければならない。それでも、彼らはとても強いので、契約を結んでいて、彼らを信頼している。だが、バランスも必要である。それは必然だと思う。一般的に試合ではフィジカル的に多くのことが要求される。それが状況であり、以前からそれには気づいている」

「アスピはレジェンドで、チアゴは今でも私たちにとってとても重要だ。そして、カリドゥとサインするチャンスがあり、今後数年はいてくれると信じているので獲得した。でも、一般的に言ってGKと2人の6番（中盤）も30代となった。それが現実だ」

「スピードは問題だ。すべての契約において、一対一でプレーでき、必要に応じて守備時に素早い速度でスペースを埋めることが求められるからね」

　なお、チェルシーはレスターに所属するU−21フランス代表DFウェズレイ・フォファナ獲得を狙っていることが明らかになっている。同選手は現在21歳とトゥヘル監督が希望している世代の選手であるが、DF史上最高額となる8500万ポンド（約139億円）が要求されており、交渉は難航している。

　若い世代の選手の必要性を強調したトゥヘル監督だが、果たしてチェルシーはフォファナを獲得することはできるのだろうか。