「ショートで2000試合出場はすごい」宮本慎也氏、鳥谷敬氏が認める「現役最強遊撃手」とは
2023年8月17日(木)6時0分 ココカラネクスト

坂本は遊撃手のポジションを守り続けている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
野球には様々なポジションあれど、内野の要といえるのは遊撃ポジションだろう。守備範囲の広さ、打球判断、肩の強さなど様々な要素が求められるとあって、これまでも多くの選手が活躍してきた。
ともに名遊撃手として知られたヤクルトOBの宮本慎也氏と阪神、ロッテでも活躍した鳥谷敬氏が「スポーツナビ野球チャンネル」で対談。8月16日に更新された動画内では「現役最強遊撃手」について存分に語り合った。
【動画】まだまだ力は健在だ、坂本が12日の試合で14号2ランを放った場面
ともに1位から5位まで選手の名前を挙げていく中で、2人の意見が一致したのは「1位・坂本勇人」(巨人)、「2位・源田壮亮」(西武)だった。源田といえば、ファンの間では「源田たまらん」と広い守備範囲と正確なスローイングで知られ、今春のWBCでは骨折しながらもガッツあふれるプレーでチームを盛り立てたことも記憶に新しい。
一方、2人は「1位・坂本」としたことの理由をこう語る。「ショートで2000試合出ているのはすごいと思う」(宮本氏)。坂本は史上初となる遊撃手として2000本安打を達成した選手として知られる。この点は鳥谷氏も若くしてレギュラーを守り続けないと達成できない記録として、高く評価した。
さらに宮本氏は坂本に関しては「(本塁打を)40本打っている年もあるし、打率もちゃんと残っているし、守備力も高い」と打撃も含め、総合的な評価につながっているとした。坂本はこれまでにベストナイン7回、ゴールデン・グラブ5回、首位打者、最多安打など数多くのタイトルを獲得、まさに球界を代表するショートストップといえる。
またともに2位とした源田に関しては「守備とチーム貢献度」を理由に挙げた。
さらに3位以降は人選が分かれた。ソフトバンクの今宮健太を3位に挙げた宮本氏は理由として「若い内から強いチームでレギュラーを張っている」と長く遊撃ポジションを守っていることを評価。
一方、鳥谷氏が3位にあげた選手はオリックス・安達了一だった。今季でプロ12年目を迎え、近年は二塁手として存在感を発揮しているベテランに関して同氏は「守備の安定感とつなぎのバッティングもできる」とコメント。特に守備に関しては「派手なプレーじゃないですけど、確実にアウトに取って確実に貢献できる選手」と話した。
また両氏がともに1位にあげた坂本といえば、プロ17年目にして未だチームの正遊撃手として、若い選手に対しての高い壁であり続けている。
引き続き活躍に期待したいところだ。
【宮本氏・最強遊撃手現役ベスト5】
1位・坂本勇人(巨人)
2位・源田壮亮(西武)
3位・今宮健太(ソフトバンク)
4位・紅林弘太郎(オリックス)
5位・該当者なし
【鳥谷氏・最強遊撃手現役ベスト5】
1位・坂本勇人(巨人)
2位・源田壮亮(西武)
3位・安達了一(オリックス)
4位・今宮健太(ソフトバンク)
5位・田中広輔(広島)
[文/構成:ココカラネクスト編集部]