セビージャ、サウジ移籍のボノの代役はノルウェー代表の正守護神に決定「僕はオールラウンドなGKだ」

　セビージャは20日、昨シーズン終了後にライプツィヒを退団したノルウェー代表GKエルヤン・ニーランをフリー移籍で獲得したことを発表した。背番号は『13』を着用することを併せて伝えている。

　1990年9月10日生まれのニーランは現在32歳。母国のILヘッドでプロキャリアを始めると、2013年夏から在籍したモルデFK（ノルウェー）では守護神として国内リーグを1度、国内カップを2度制覇している。その後はインゴルシュタットやアストン・ヴィラ、ボーンマスなどでもプレー。昨夏には無所属となったものの、昨年10月にGKペテール・グラーチが負傷したことでライプツィヒに加入した。しかし控えGKの立場に甘んじ、公式戦3試合の出場にとどまっていた。

　また、各年代のノルウェー代表に選出されてきたニーランは、2013年11月にフル代表デビュー。これまでに代表通算46キャップを誇っており、今年に入ってからは全4試合でゴールマウスを守っている同選手は、クラブ公式サイトにて「僕は大柄なGKで、両足でボールを扱うことにも長けている。後方から指示を出し、ペナルティエリアをケアしたい。パスレンジが広く、セーブでゴールを守れる。オールラウンドなGKだと自負しているよ」と告白。続けて「僕は毎日、まだすべての面で向上できる、と心がけているんだ。チームメイトから頼られるGKになりたい。責任をもって、自分のキャラクター、カリスマ性、オーラで示すリーダー像を目指している」と並々ならぬ決意を語っている。

　今夏の移籍市場でサウジアラビアへと電撃移籍したGKボノの代役として加入したニーラン。実績豊富なGKマルコ・ドミトロヴィッチとの守護神争いに注目だ。