ラズガットリオグル「マシンを大幅に改善してくれたチームに感謝」/SBK第7戦ナバラ

2021年8月23日(月)14時50分 AUTOSPORT web

 スペインで行われた2021年スーパーバイク世界選手権(SBK)第7戦ナバラでトップ3に入ったライダーたちが週末を振り返った。


■2021年SBK第7戦ナバラ 決勝レース1


・Aruba.it Racing – Ducati
スコット・レディング(レース1:優勝)

2021年SBK第7戦ナバラ レース1:スコット・レディング(Aruba.it Racing – Ducati)


「非常に気温が高く、難しいレースだったので優勝したことは本当に嬉しい。また今日は、最高の状態でレースをするための理想的な条件を見つけることができた。オープニングラップから自信があった。マシンのフィーリングも素晴らしく、気持ち良く走ることができた。チャンピオンシップ? とにかく今は、1つ1つのレースに集中することしか考えていない。全力を尽くして走り、チームも全力を尽くしている。これからも同様に全力を尽くすつもりだ」


・Kawasaki Racing Team WorldSBK
ジョナサン・レイ(レース1:2位)

2021年SBK第7戦ナバラ レース1:ジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)


「レースのスタートは少し緊張した。フロントロウに立つことは非常に重要で、僕はかなり良いスタートを切ったけど、(スコット・)レディングの方が少しだけ良かったようだ。最初は前に行けると感じ、レディングがターン5とターン6でかなり大きくなったとき、僕は内側に行って彼を追い越した。そこから、レディングがストレートで僕をかわすまで、僕は自分のリズムを保っていた。その後、フロントが熱くなり、安定性が低下し始めた。フロントを押しすぎると、スライドするようになり、少し早くブレーキをかけるようになったんだ。僕は1回のミスで1秒を失い、レディングは前方へ去ってしまった。ギャップは非常に接近していたので、明日はフロントを変更して一歩前進できると思う」


・Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK
トプラク・ラズガットリオグル(レース1:3位)

2021年SBK第7戦ナバラ トプラク・ラズガットリオグル(Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK)


「暑さに苦しめられたが、条件は誰もが同じだ。5ラップ目くらいからフロントタイヤが消耗する感じがあり、早々にパフォーマンスが落ちてしまった。そしてあらゆるコーナーで転倒しそうになったが、それでもベストを尽くして戦った。そのなかでまた表彰台に上り、ポイントを獲得できたことはとてもうれしい。でも決して十分とは言えないね。レース2は優勝を目指すよ。(ジョナサン・)レイと(スコット・)レッディングは絶好調だったけど、僕は2ラップ目にシフトミスをして大きく離されてしまった。何とか追いつきたかったが、ふたりが速すぎてこれ以上は不可能だった。明日も、とくにタイヤに関して厳しい戦いになると思うけど、もう一度、全力でトライするよ」


■2021年SBK第7戦ナバラ 決勝レース2


・Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK
トプラク・ラズガットリオグル(スーパーポール・レース:3位/レース2:優勝)

2021年SBK第7戦ナバラ トプラク・ラズガットリオグル(Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK)


「初めにチームのみんなにお礼を言いたい。レース2を前に、マシンの状態を大幅に改善してくれたんだ。この第7戦は決して楽な戦いではなかった。全レースで懸命にトライしたけど、全レースで苦戦していた。FP3では転倒しないように走っていたが、レース2でマシンのポテンシャルが上がっているとわかったときは、すぐさま優勝を目指した。この大切な勝利にはとても満足している。またオープニングラップの第5コーナー進入で(アンドレア・)ロカテッリがレディングに仕掛けていったのを見たときには、ヘルメットのなかでスマイルし、“いいぞ! どんどん行こう!”と言ったんだ。チームのみんなにもう一度、感謝したい。レース2をエンジョイしたので、このあとは次のマニクールに集中していくよ」


・Aruba.it Racing – Ducati
スコット・レディング(スーパーポール・レース:優勝/レース2:2位)

2021年SBK第7戦ナバラ スコット・レディング(Aruba.it Racing – Ducati)


「非常にポジティブな週末だった。2度の勝利と2位表彰台は、素晴らしい結果だと思う。レース2では、戦略についてよく考えて走行した。さらにプッシュすることもできたが、同時に不要なリスクを冒したくなかった。タイトルへの道はまだ開かれているので、チャンピオンシップを見据えた戦いをする必要がある。素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。自信を持って戦うことができている」


・Kawasaki Racing Team WorldSBK
ジョナサン・レイ(スーパーポール・レース:2位/レース2:3位)

2021年SBK第7戦ナバラ ジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)


「今日はもう少しマージンがあった。スーパーポール・レースの後、レース2で本当に戦えると感じたんだ。だけどラズガットリオグルが大きな一歩を踏み出した。彼はとても速く、リズムは昨日よりも速かった。10周の間、僕は戦い、戦い、戦い、そして彼のスピードが落ちるのを待っていたが、実際はそうならなかった」


「フロントがたくさんスライドし、フロントのフィーリングを失っていた。ちょうどオフラインにあるトラック上のオブジェクトにぶつかったとき、僕は最後のコーナーで大きな瞬間を過ごした。それでフロントが上下し、スライドをキャッチした後、ターン13では別のスライドが発生した。それらは厳しい週末のひとつだった。僕はナバラでのレースに自信がなかったけど、チャンピオンシップであまり多くのポイントを失うことはなかった。それは僕たちにとって最悪の事態だからね」

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