D・ヘンダーソンがマンUに別れ、クリスタル・パレスに完全移籍…移籍金は総額37億円か

2023年9月1日(金)10時53分 サッカーキング

マンUでのD・ヘンダーソンは絶対的な地位を確立できなかった [写真]=Getty Images

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 クリスタル・パレスは8月31日、マンチェスター・ユナイテッドからイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンが完全移籍にて加入することを発表した。

 マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーで育った“守護神”が完全移籍でクラブを離れることが決まった。クリスタル・パレスは契約期間を「長期」としか発表していないものの、イギリスメディア『BBC』によると2028年6月30日までの5年間だという。移籍金は1500万ポンド(約28億円)に500万ポンド(約9億円)のボーナスが付いた総額2000万ポンド(約37億円)ほどの見込みだ。

 D・ヘンダーソンは1997年3月12日生まれの現在26歳。マンチェスター・ユナイテッドの育成組織出身ながら、元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアの存在によりトップチームでは出場機会を得られず、複数クラブへのレンタル移籍を繰り返した。2018−19シーズンにはシェフィールド・ユナイテッドでEFLチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)全46試合のゴールマウスを守り、クラブのプレミアリーグ昇格に貢献すると、レンタル移籍期間を延長して迎えた翌シーズンはプレミアリーグで36試合に出場。2020−21シーズンよりマンチェスター・ユナイテッドへ復帰し、同シーズンは公式戦26試合でゴールマウスを守ったものの、基本的にはデ・ヘアのバックアッパーという立場が続いた。昨季はノッティンガム・フォレストへレンタル移籍し、正守護神に君臨していたものの、シーズン後半戦は負傷の影響で欠場。最終的には公式戦20試合に出場していた。

 また、シェフィールド・ユナイテッド在籍時の2019年10月にはイングランド代表に初招集。2020年11月のアイルランド代表戦でデビューを飾っている。EURO2020に臨むメンバーにも選出されていた。

 完全移籍加入に際し、D・ヘンダーソンはクリスタル・パレスのクラブ公式HPを通して意気込みを明かしている。

「ここに来ることができて本当に嬉しいし、ワクワクしている。新たなスタートを切るのが待ちきれないよ。このクラブには素晴らしいファン・サポーターがいて、成功に飢えているトップ選手たちも多く在籍している。ここで構築されているものの一部になりたいと思っていた。本当に喜ばしく思う」

 また、クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長も、以下のような言葉でD・ヘンダーソンの加入を喜んだ。

「ディーンは我々のチームとGKユニットを豊かにしてくれる素晴らしい選手だ。マンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表で成長を遂げ、ノッティンガム・フォレストとシェフィールド・ユナイテッドにレンタル移籍していた時も素晴らしい活躍を見せていた。そんなディーンを私たちは長い間称賛してきた」

 今夏のマーケットで、クリスタル・パレスはボーンマスからコロンビア代表MFジェフェルソン・レルマ、フラメンゴからU−20ブラジル代表MFマテウス・フランサを完全移籍で獲得。D・ヘンダーソンは今夏3人目の新加入選手としてクラブに迎え入れられることとなった。


【動画】列車に乗り込んだD・ヘンダーソンの行き先は?

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