メッツ・ソト 移籍後初の古巣3連戦はわずか1安打と沈黙 超大型契約移籍にファンから連日大ブーイング
2025年5月19日(月)12時25分 スポーツニッポン
◇インターリーグ メッツ2—8ヤンキース(2025年5月18日 ニューヨーク)
メッツのフアン・ソト外野手(26)が18日(日本時間19日)、敵地でのヤンキース戦に「2番・右翼」で先発出場も4打数無安打2三振。移籍後初の古巣との3連戦は10打数1安打3三振。4四球を選んで2得点こそしたが、チームは1勝2敗で4カードぶりのカード負け越しとなった。
ヤンキースからFAとなった昨オフにメッツとプロスポーツ史上最高額の15年総額7億6500万ドル(決定時約1147億5000万円)で契約。一昨年オフにドジャースと10年総額7億ドル(決定時約1015億円)で契約した大谷翔平を上回る超大型契約で注目を集めた。
カード初戦は古巣ファンからブーイングを浴びせられたが、ヘルメットを取って笑顔を見せる強心臓ぶりを見せつけた。守備に就くと古巣ファンの大半が背中を向ける無言の抗議も受けた。3連戦を通じて大ブーイングを浴びるなど敵地での洗礼を受けたが、古巣ファンを結果で見返すことができなかった。
3連戦では第2戦に単打を放ったのみで、持ち味の長打はなし。4四球を選び定評のある選球眼の良さは示したが、この日は左腕フリードの鋭い変化球に2度も腰を引かされて三振に打ち取られるなど打撃面で存在感を示せなかった。
ソトは大ブーイングが負担になったかと問われたメッツのカルロス・メンドサ監督は「そう思わない。彼はそれを受け入れている。彼は何が起こるのか知っていて、変わらなかった。このような大きなブーイングはもしかしたら初めてだったかもしれないが、彼は良い選手でどこへ行っても(ブーイングは)避けられない」とパフォーマンスに影響はなかったとの見方を示した。
ソトはメッツ移籍1年目の今季は46試合に出場し、打率.246(ナ・リーグ55位)、8本塁打(同19位タイ)、20打点(同50位タイ)、OPS.822(同23位)と本来の実力を発揮しきれていない。