菊池雄星が負傷降板 ベースカバーで右足首痛め「炎症」と球団発表 6回途中1失点で移籍後初勝利の権利

2025年5月19日(月)7時26分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ エンゼルス—ドジャース(2025年5月18日 ロサンゼルス)

 エンゼルスの菊池雄星投手(33)が18日(日本時間19日)、敵地でのドジャース戦に先発。6回にアクシデントに見舞われ、負傷降板したが、5回2/3を1失点で移籍後、初勝利の権利を手にした。

 4—1の6回1死、エドマンの放ったゴロが高く弾み、一塁手・シャヌエルが捕球。菊池がベースカバーに入った。その際、打者走者のエドマンと接触し、転倒。ベースで右足をひねるシーンがあった。その場にうずくまり慌ててトレーナーらが駆けつけた。

 左腕は自力で立ち上がったが、そのままベンチに下がって交代となった。それでもチャレンジにより内野安打で出塁したエドマンの判定が当初のセーフからアウトに覆ると、ベンチで笑顔を見せ、チームメートらとハイタッチで盛り上がった。

 球団はその後、菊池の降板について「右足首の炎症」と発表した。

 初回は今季初対戦となった花巻東の後輩、大谷を中飛に打ち取ると、無失点の立ち上がり。2回はパヘスを空振り三振に仕留めるなど3者凡退だった。

 3回2死から大谷にこの試合、初安打となる左前打を許したが、次打者・ベッツを空振り三振に仕留め、ピンチを広げなかった。4回も1死から好調・フリーマンに右前打を許したが、続くパヘスを空振り三振、エドマンを三ゴロに打ち取った。

 ところが、5回は先頭のE・ヘルナンデスを四球で出し、1死から捕手ダーノーのけん制悪送球で二塁まで進まれ、初めて得点圏に走者を背負った。ロハスを直球で見逃し三振に仕留めたが、2死から大谷にチェンジアップを右前に運ばれ、失点。さらに、ベッツ、スミスも2者連続四球で歩かせ満塁にピンチを広げた。それでもフリーマンを96・8マイル(約155・8キロ)の直球で左飛に打ち取り、最少失点で切り抜けると、マウンド上で4度グラブを叩き、息を吐いた。ベンチに戻る際にももう一度、グラブを叩き、感情を出した。

 この日の登板成績は5回2/3を3安打1失点。7奪三振は今季最多となった。

 打線は初回にネトが先頭打者アーチを放つと、ウォードにも12号2ランが飛び出し、3点を先制。3回にはダーノーの適時打で4点目を奪い、左腕を援護した。

 エンゼルス移籍1年目の今季は自身初の開幕投手を務めたが、ここまで9試合に登板して0勝4敗、防御率3・72。前回12日(同13日)のパドレス戦も6回7安打4失点で白星をつかめなかった。

 昨季までの大谷との対戦成績は23打数で3本塁打を含む7安打5打点で打率・304。同じ花巻東(岩手)出身の後輩に打たれており、2月28日のオープン戦でも先頭打者弾を浴びた。

スポーツニッポン

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