【菊池雄星と一問一答】2安打許した大谷は「流石だな」チーム3連勝に「今後につながる」

2025年5月19日(月)10時5分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ エンゼルス6—4ドジャース(2025年5月18日 ロサンゼルス)

 エンゼルスの菊池雄星投手(33)が18日(日本時間19日)、敵地でのドジャース戦に先発。6回途中に右足首を痛めて降板し、5回2/3を3安打1失点だった。移籍後、初白星は手にできなかったもののチームは接戦を制し、15年ぶりにドジャースタジアムでスイープに成功した。試合後の主な一問一答は以下の通り。

 ——登板を振り返って。

 「非常にすべてのボールを上手く使えたかなと思いますし、ストレートも非常にいいボールがいってましたので、今日は手応えをつかんだ、そういう試合でした」

 ——7奪三振は今季最多だが、要因は。

 「ストレートで三振が増えてくると、本来自分の投球の形というのが、ストレートがどれだけ押し込めているかということになってきますから、今日はそれができていたかなと。球速も96、97(マイル)出ていましたので。ここからさらに調子を上げていけるかなという手応えをつかみました」

 ——6回に打者走者と接触し、転倒。右足首の炎症で負傷降板したが、状態は。

 「最初は少し痛かったんですけど、今はまったく問題なく歩けてますから、次の試合は問題なくいけると思います」

 ——大谷との対戦は3打数2安打だった。

 「彼に関してはミーティングではシングルヒットだったらOKってそういう感じの話になりますね。彼とジャッジ(ヤンキース)だけはそういうミーティングになるので、シングルヒット2本打たれましたし、タイムリーも打たれましたけど、まぁ、流石だなって気持ちと、ホームランを防げて良かった。そういう感じです」

 ——大谷の第2打席で今季、左打者には初めてチェンジアップを投げた。

 「ああいうことをやっていかないと、なかなか抑えることが難しい打者ですし、特に最近のスイングを見てると、どうやって抑えようか非常に悩ましかったんですけど、チェンジアップを使ったりとか新しいものを見せていかないと、なかなか抑えるのは難しい。そういう打者ですね」

 ——大谷の長打を防げた要因は。

 「先ほども言いましたけど、大谷選手、ジャッジ、この2人はちょっと違うカテゴリーで考えてますので、シングルだったらOKと。例えタイムリーとしてもOKと。そんな割り切りがないと、逆に攻め方が窮屈になってしまうので、2本打たれましたけど、それでいいんじゃないかなと思います」

 

 ——白星こそないが、自身が登板した試合はこれで3連勝。

 「先発の仕事っていうのをしっかり果たすことにフォーカスしてますから、ここ最近は5回、6回と失点を抑えながら進めていけて、チャンスを残しながら中継ぎにバトンを渡せていますので、引き続きこういうピッチングをしていけば、チームも個人も勝つチャンスは増えると思います」

 ——5回2死満塁でフリーマンを左飛に打ち取り大量失点を防いだ。

 「開き直ってフリーマンには投げられたかなと。それまで長打を打たせたくないとか、ランナーをためたくない気持ちで少しバランス、タイミングが崩れてましたので、最後は開き直ってフリーマンには過去2打席、ストレートで押せていたので、ストレートでって判断をして、良いストレートが投げられたと思います」

 ——チームが勢いを取り戻す意味で大きい3試合になったのでは。

 「はい。そうですね。良い3試合になったと思います。やはり世界一のチームですから、すごいいい野球もしてきますし、そういう中で何とか接戦を3試合ものにできたっていうのは、今後につながると思います」

 ——大谷に長打を打たれなかったことで、自身の成長を感じるか。

 「それは彼だけじゃなくて、やはり強いチームと対戦するというのはそういうことなので。自分の今までやってきてない攻め方も含めていろんなことをやっていかないと、なかなか簡単には勝てない相手とやるのは非常に楽しくもあり、難しくもあり、そんな感じですかね」

 ——前日17日の試合前練習では大谷や山本、佐々木と談笑していた。

 「大した話はしてないですよ。皆さんが喜ぶ話はしてないんで、まぁお互い30代超えてきたので、アンチエイジングの話とか、化粧水は何がいいかとかそういう話を聞いて、後は一緒にドッグランしたいねとか、犬を連れて。後はガッツリ僕の施設の営業をしてきました」

 ——菊池を見て、憧れて同じ岩手出身の佐々木もメジャーに来た。若い選手が続いてきている。

 「いや、佐々木君とか僕のこと見てないと思いますよ。高校時代とか。彼、非常に若かった時だと思うので。ただ、こうやって世界で皆で集まって世界一の舞台でいろんな話ができるのは非常にうれしかったし、距離も近いのでこれからまたドッグランをしたいと思います」

スポーツニッポン

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