2023スーパーGT第6戦SUGO『SUGO GT 300km RACE』参加条件

2023年9月4日(月)16時12分 AUTOSPORT web

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、9月16〜17日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される2023スーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』の参加条件を9月4日付けのブルテンNo.050-Tで発表した。GT500クラス、GT300クラスともに前戦から大きな変更はない参加条件となっている。


 スーパーGTでは、各レース前に参加条件が提示され、各車両はこれに従った条件で参加しなければならない。共通規定で争われるGT500クラスでは大きな調整はないが、GT300クラスではGT300規定車両、GT300マザーシャシーにそれぞれの条件が示されるほか、GT3車両はSROモータースポーツ・グループとの協定により、SROが各コース特性に従い設定した性能調整が適応される。


 2023年第6戦SUGOに向けては、GT500クラスは前戦から変更点はない。GT300クラスについては、GT300規定車両の項目においてスバルBRZのBoP重量が第5戦鈴鹿の『+65kg』から『+80kg』に変更され、車両重量は1280kgとなった。


 そのほかのGT300規定車両、GT300マザーシャシーに変更はなく、FIA-GT3車両では、レクサスRC F GT3以外のBoPおよび車両重量がSUGO大会に向けて調整が行われている。なお、最大過給圧についての変更はない。


※太字:第5戦からの変更箇所


I. GT500クラス


参加車両については、SpR第23条サクセスウエイト制に従った燃料流量リストリクターを装着すること。燃料補給装置給油ホースリストリクター(内径25.0mm)が引き続き適用される。取付位置等については、末項を参照のこと。


II. GT300クラス


GT300












































競技車両最低重量エアリストリクター径BoP 重量車両重量備考
スバルBRZ1200kgNone+80kg1280kg過給圧は別表参照
レクサスLC500h1250kg29.67mm×2+70kg
(ハイブリッド重量含む)
1320kg
トヨタGRスープラ1250kg29.67mm×2+40kg1290kg
トヨタGR861250kg29.67mm×2+40kg1290kg


*1 2023年JAF国内競技車両規則第3章第10条10.3.2に従った燃料補給装置給油リストリクター(内径φ33.0mm)が適用される。
*2 ハイブリッド車両についてはGTAが別途指定するデータを提出しなければならない。
*3 最低地上高はスキッドブロック厚10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mmを装着とする。
*4 燃料補給装置給油ホースリストリクター(内径φ27.5mm)が適用される。取付位置等については、末項を参照のこと。


GT300マザーシャシー






















競技車両最低重量エアリス径:1個エアリス径:2個BoP 重量車両重量備考
トヨタ86 MC1100kg40.00mm x128.29mm x2+75kg1175kg


*1 2023年JAF国内競技車両規則第3章第10条10.3.2に従った燃料補給装置給油リストリクター(内径φ33.0mm)が適用される。
*2 最低地上高はスキッドブロック厚10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mmを装着とする。
*3 燃料補給装置給油ホースリストリクター(内径φ27.5mm)が適用される。取付位置等については、末項を参照のこと。
*4 車両に搭載できる燃料の総容量は110L以下とする。


FIA-GT3







































































































競技車両公認番号最低重量BoP車両重量エアリス径最低地上高給油リス備考
ホンダNSX GT3 2022GT3-0471260kg451305NoneF:66mm
R:66mm
35mm
アウディR8 LMS 2022GT3-0381260kg4513052x 36mmF:65.5mm
R:128mm
31mm*4
BMW M4 GT3GT3-0531265kg401305NoneF:82.5mm
R:81.5mm
32mm
ランボルギーニ・ウラカンGT3 2019GT3-0401230kg9013202x 39mmF:70mm
R:128mm
30mm*5
ランボルギーニ・ウラカンGT3 エボ2GT3-0541250kg6513151x 51mmF:70mm
R:128mm
31mm*6
レクサスRC F GT3GT3-0461300kg013002x 38mmF:90mm
R:280mm
33mm
メルセデスAMG GT3 2020GT3-0421285kg4013252x 34.5mmF:81mm
R:87mm
33mmLambda Min 0.92
ニッサンGT-RニスモGT3GT3-0481285kg451330NoneF:124mm
R:165mm
34mm


*1 FIA-GT3はFIAが指定するディメンションに従った形状を有するエアリストリクターを装着しなければならない。
*2 給油リストリクターの形状は、最少内径を除いて、2023年JAF国内競技車両規則第3章第10条10.3.2 第3-2図「流量リストリクター」の形状を維持しなければならない。
*3 搭載する追加ウエイトは、2023年国際モータースポーツ競技規則付則J項257A条第204項に従って搭載しなければならない。
*4 クロンテック88K SLを使用する場合の数値を上表は示す。その他のクロンテック製リグを使用する場合、29mmとする。
*5 クロンテック88K SLを使用する場合の数値を上表は示す。その他のクロンテック製リグを使用する場合、28mmとする。
*6 クロンテック88K SLを使用する場合の数値を上表は示す。その他のクロンテック製リグを使用する場合、29mmとする。


最大過給圧
















































































































































スバルBRZホンダ
NSX GT3
ニッサンGT-R
ニスモGT3
BMW M4 GT3
エンジン回転数
[rpm]
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
40001.87 @0.881.90 @0.882.33 @1.10
42502.38 @1.10
45001.91 @0.881.85 @0.882.44 @1.10
47503.95 @0.922.47 @1.10
50003.88 @0.921.93 @0.881.80 @0.882.50 @1.10
52503.70 @0.922.54 @1.10
55003.56 @0.921.95 @0.881.75 @0.882.58 @1.10
57503.38 @0.922.62 @1.10
60003.16 @0.921.97 @0.881.70 @0.882.65 @1.10
62503.00 @0.922.68 @1.10
65002.81 @0.921.99 @0.881.66 @0.882.58 @1.10
67502.74 @0.922.48 @1.10
69001.63 @0.88
>/ 70002.59 @0.921.97 @0.881.51 @0.882.38 @1.10
>/ 72502.43 @0.922.23 @1.10
>/ 75002.27 @0.921.95 @0.882.10 @1.10
80001.50 @0.88
8100


上記過給圧は過給圧レシオであり、GTAが公示する基準大気圧に上記レシオをかけて最大過給圧が決定される。
チームは各イベントにおいてGTAが発表する現地大気圧に合わせて過給圧を調整しなければならない。
GTAロガーにおいて、アクセル開度>30%、エンジン回転数>3000rpm、進行方向加速度が増加もしくは保持の間の条件において、50ms以上、規定過給上限値より+10mbarを記録した場合、審査委員会に報告される。
規定過給圧に対し、線形補間を適用する。


III. 燃料補給装置給油ホースリストリクターの取付 以下略

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