なでしこFW宮澤ひなた、名門マンチェスター・ユナイテッドに加入! W杯得点王がWCL参戦

2023年9月6日(水)21時7分 サッカーキング

マンUが宮澤ひなたの加入を発表! [写真]=Manchester United via Getty Images

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 マンチェスター・ユナイテッドは6日、マイナビ仙台レディースから日本女子代表(なでしこジャパン)FW宮澤ひなたを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は公式には明かされておらず、新天地での背番号は「20」と伝えられている。

 宮澤は1999年11月28日生まれの現在23歳。幼少期にサッカーを始めると、向田SCやOSAレイアFCを経て2015年からは星槎国際高校湘南でプレー。チームの主軸として全国高等学校総合体育大会(インターハイ)や全日本高等学校女子サッカー選手権大会などで活躍した。高校卒業と共に日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)に入団。加入後の3年間でなでしこ1部リーグ通算52試合に出場し13ゴールをマークした。

 WEリーグ開幕が迫った2021年2月にはマイナビ仙台レディースへの移籍を決断。すぐさま攻撃の主軸に定着すると、在籍2年目の2022−23シーズンはYogibo WEリーグで全20試合に出場し1ゴールを挙げたほか、WEリーグカップで5試合、皇后杯で1試合に出場した。同シーズンのリーグ優秀選手賞にも輝いている。

 また、アンダー世代の日本代表にも名を連ね、2018年11月にはなでしこジャパンにデビュー。先日閉幕したFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランドでは、初戦のザンビア戦での2得点を皮切りに5試合の出場で5ゴールをマーク。2011年ドイツ大会の澤穂希さん以来となる日本人2人目のゴールデンブーツ賞(得点王)獲得の快挙を達成した。

 初の海外移籍が決まった宮澤は、マンチェスター・ユナイテッドのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「この素晴らしい家族とチームの一員になれて、本当にうれしいです。このチームで新たな一歩を踏み出すことが待ちきれません。私のプレースタイルがファンをワクワクさせるものになるよう願っています」

 また、マイナビ仙台レディースのクラブ公式HPでは、ファン・サポーターに向けて以下のように別れのメッセージを送った。

「この度マンチェスター・ユナイテッドへ移籍することを決断しました。どんな時も背中を押し続けてくれたファン・サポーターの皆さん、日頃からご支援やサポートをしたくださったスポンサー企業の皆様本当にありがとうございました。仙台で過ごした2年半はとても充実した毎日で最高に幸せでした!このクラブの一員として仙台を背負い戦えたこととても感謝しています!」

「最高の仲間、最高のスタッフ、最高のサポーターの皆さんに出会えたこととても嬉しく思います!仙台に来て本当によかったです!これからもサッカー選手として、今後の更なる女子サッカーのためにも成長し続けていきたいと思います!変わらず応援していただけると嬉しいです!!どこにいても笑顔でひなたらしく頑張ってきます!最後になりますが本当にお世話になりました!またスタジアムでお会いしましょう!」

 宮澤が加入するマンチェスター・ユナイテッドは、言わずと知れたイングランド屈指の名門クラブ。女子チームは2005年に一度解散となるも、2018年に復活し、2019−20シーズンよりウィメンズ・スーパーリーグ(WSL/イングランド1部リーグ)に参戦。昨シーズンは2位の好成績を収め、女子チャンピオンズリーグ(WCL)の出場権を獲得した。

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