デイビッド・マルーカスがアロウ・マクラーレンへ移籍「パパイヤカラーでレースするのが待ちきれない」

2023年9月12日(火)18時38分 AUTOSPORT web

 9月8日、NTTインディカー・シリーズに参戦するアロウ・マクラーレンは、2024年以降のフルタイムドライバーとしてデイビッド・マルーカスと複数年契約を結んだと発表した。


 シカゴ出身のアメリカ系リトアニア人であるマルーカスは現在21歳。複数のカートシリーズでチャンピオンとなっているマルーカスは、ジュニア・フォーミュラ・シリーズを勝ち進み、2021年のインディNXTでは16回の表彰台を獲得。2022年からインディカーにデイル・コイン・レーシングwith HMDからデビューし2度の表彰台を記録。最終戦までルーキー・オブ・ザ・イヤーを争った。


 速さを見せるマルーカスは、アロウ・マクラーレンへの移籍を発表。パト・オワードとアレクサンダー・ロッシとの3台のラインアップで6号車アロウ・マクラーレン・シボレーをドライブする。


「パパイヤ(アロー・マクラーレンのチームカラー)でレースするのが待ちきれないよ」とマルーカス。


「アロウ・マクラーレンはシーズンを通してトップチームにとって脅威であり続けた。チームに加わって彼らのマシンに載っているシボレーエンジンがどこまで走ることができるのか楽しみにしている。パト(オワード)とアレクサンダー(ロッシ)は、ふたりとも勝つために何が必要かを知っていると思うから、彼らと一緒にレースをしその走りから多くを学ぶことにも期待している」

NTTインディカー・シリーズ第15戦WWTRでは3位表彰台を獲得


 マクラーレン・レーシングのCEO、ザク・ブラウンはマルーカスの加入について次のように述べた。


「デイビッドは、インディカー・シリーズの新進気鋭で、これまでの2シーズンで見せた走りから考えると、我々が引き出せる才能はたくさんあることは明らかだ」


「また、彼はサーキットで見せる走りはもちろんだが、それ以上に素晴らしい人格の持ち主であり、我々は彼をマクラーレン・レーシング・ファミリーに迎えることができてとても興奮している」


 また、アロウ・マクラーレンのレーシングディレクターを務めるギャビン・ウォードは、「デイビッドがインディカーでいかに早くスピードを上げてきたかに非常に感銘を受けている。21歳の彼はすでにこの分野で最も強力なオーバルレーサーのひとりであり、その競争力は高い」とマルーカスを評価。


 チームの要職たちからもその才能を認められ、さらなる成長を期待されているマルーカス。今やシリーズで3番目に実力を持つチームとして見なされるようになったアロウ・マクラーレンに移籍して、速さを増しつつあるその走りに、さらなる磨きをかけられるだろうか。

NTTインディカー・シリーズ第15戦WWTR デイビッド・マルーカス(デイル・コイン・ウィズ・HMD)

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