ベニテス氏がエヴァートン時代を回顧…宿敵リヴァプールを率いた過去で「難しいものに」

2022年9月20日(火)20時22分 サッカーキング

今年1月までエヴァートンを率いたベニテス氏 [写真]=Getty Images

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 スペイン人指揮官のラファエル・ベニテス氏が、エヴァートン時代を振り返った。20日にイギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。

 現在62歳のベニテス氏は、バレンシアやリヴァプール、チェルシー、ナポリ、レアル・マドリード、ニューカッスルなどで監督を歴任。2021年夏にエヴァートンの監督に就任すると、2021−22シーズンのプレミアリーグ開幕6試合で4勝1分1敗の好スタートを切ったが、その後は13試合でわずか1勝と低迷。今年1月16日に解任された。

 その後フリーが続くベニテス氏は、『スカイスポーツ』のインタビューでエヴァートン時代に言及。クラブの内部を変えようと試みていたものの、2004年夏から6年間にわたって“宿敵”リヴァプールを率いた経歴が、同クラブでの仕事に影響を与えていたことを明かした。

「エヴァートンがオファーを出してきた時点で、自分のベストを尽くし、状況を改善するためになんでもやるとわかっていた。同時に、リヴァプールにいたことで難しいものになることもわかっていた。いくつかの決断が下せないかもしれないとね。それは、始まりの時点から私たちにとって明確だった」

「ある部署の責任者とミーティングをした時、私は彼に『すべて順調だと思うか?』と尋ねたら、彼は『ああ、すべて完璧だ』と答えた。私は『6億ポンドも費やしたのだから、オーナーもファンもハッピーでないのに、完璧であるはずがない』と思ったんだ。だから私は内部から物事を変える必要があると気づいた。だけど、すぐには実行できなかったんだ。私は元“レッズ”だからね。『見ろ、あいつは俺たちのクラブを変えるために来たんだ』と言われるのは目に見えていた」

「他のクラブだったら、それらの決断を下すことができたかもしれない。過去には実際にそうしてきた。それが発展への道であることは明白だからね。だけど、あそこはエヴァートンだった。私は決断できなかったんだ」

サッカーキング

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