「どんな状況でも打ち続ける」開幕戦白星に名古屋Dの須田侑太郎が感じる手応えとは

2022年10月1日(土)10時19分 ココカラネクスト

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 9月29日、B1リーグ第1節が行われ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズがシーホース三河との開幕戦に臨んだ。

 名古屋Dの初得点はコティ・クラークの3ポイントシュート。第1クォーター中盤、モリス・ンドゥールが齋藤拓実のアシストから得点を重ねると、さらに齋藤の3Pシュートでリードを奪う。激しいディフェンスからボールを奪い、早い展開で得点を重ねて24ー16と名古屋Dが8点リードで最初の10分を終えた。

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 第2クォーター開始からダバンテ・ガードナーらの得点で詰め寄られた名古屋Dだったが、コティ・クラークと齋藤が連続で3Pシュートを決め、リードを広げる。クォーター終盤、須田侑太郎とレイ・パークスジュニアの3Pシュートでさらにリードを広げ、50ー37の13点リードで前半を折り返した。

 後半、三河のアンソニー・ローレンスIIにドライブからの得点を許し、リードを縮められるも、高確率で3Pシュートを沈め、三河に流れを渡さない。第3クォーター終盤にはクラークのアシストからモリス・ンドゥールが豪快なダンクシュートを決め、79−63と16点リードで最終クォーターへ突入した。

 迎えた最後の10分もクラークが躍動。クォーター終盤、三河のインサイド陣に失点を許すもリードを保ち、101ー86でBリーグオープニングゲームの愛知ダービーで白星を飾った。

 須田は試合後のインタビューで「Bリーグの開幕戦に相応しいゲームができた。自分たちの攻撃の時間をより多くして戦えたことが、勝因だったと思う」と振り返った。また3Pシュートの手応えについては「自信を持って打てている。シュートが入っても入らなくても感情の起伏があるわけではない。1シーズンを通して、どんな状況であっても打ち続けることをプライドを持ってやっていきたい」と語った。

 また、齋藤は「スタートはシュートがあまり入らず、良いリズムが取れなかった。でも、自分たちのバスケットは走るバスケット。続けることで自分たちの時間帯を作れた」と今回の試合を振り返った。また入れ替わりの少ない今シーズンのチームについて「日本代表の選手やコロナにかかった選手がおり、自分たちの思った通りのオフシーズンは過ごせなかったが、個々の選手がチームのシステムの理解度や飲み込みが早かった。練習でうまくいかない部分はしっかりフィードバックするなど、選手同士、またコーチとのコミュニケーションもよく取れていた」と話した。

 ショーン・デニスヘッドコーチは「オフシーズンに行った他クラブとの練習ゲームでは、課題の多い試合だったが、その課題をしっかり修正できていた。GAME2に向けて、チームファウルが多く、相手にフリースローを与えすぎてしまったので、しっかり修正したい」と、勝って兜の尾を締めたようだ。

 名古屋Dは10月1日ドルフィンズアリーナで三河と再度試合を行う。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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