バレンシアの“大器”は早くもスペイン代表入りなるか…現地紙がマンUも関心寄せる20歳に脚光

2023年10月6日(金)17時42分 サッカーキング

スペイン代表入りも噂されるMFハビ・ゲラ [写真]=Getty Images

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 スペイン紙『アス』は6日、10月のEURO予選2試合に臨むスペイン代表のメンバー発表を同日に控えるなか、49名の事前リストに含まれたMFハビ・ゲラ(バレンシア)に脚光を当てた。

 2003年5月13日生まれのハビ・ゲラは現在20歳。スペイン東部バレンシア州で産声をあげた身長187cmの大型MFは、2019年にビジャレアルのカンテラからバレンシアのカンテラに移籍し、2022年にトップチームデビューを果たした。そんな同選手が一躍注目を集めたのが今年4月のバジャドリード戦。当時、残留争いの渦中にいたバレンシアは同じく残留を争う相手との大一番に臨み、1−1のまま後半アディショナルタイムに突入した。すると、敵陣中央でボールを受けたハビ・ゲラがドリブルで相手ゴールに近づき、最後は左足一閃のゴラッソ。最終的にバレンシアは勝ち点42で残留した反面、バジャドリードは勝ち点40で降格。まさに、ハビ・ゲラがもたらした“勝ち点2”が37年ぶりとなる降格の危機に瀕した名門を救ったのだ。

 そして今シーズン、ハビ・ゲラはより一層脚光を浴びている。新たに背番号『8』を着用するバレンシアの“大器”は、ここまでラ・リーガ全8試合に出場し3得点1アシストを記録。イギリス紙『デイリー・メール』によると、早くもマンチェスター・ユナイテッドとニューカッスルが興味を示しているとのこと。さらに、6日に発表される10月の代表活動に臨むスペイン代表メンバーの事前リスト49名にも、同選手の名前が記載されていることが報じられていた。

 弱冠20歳ながらセンセーショナルな活躍を見せ、スペイン代表入りが現実味が帯びてきているハビ・ゲラ。そのなかで『アス』は、ラ・リーガ通算出場試合数が「18」の同選手に対する注目度は“記録的”としつつ、「(ホセ・ルイス・)ガヤ、カルロス・ソレール、フェラン・トーレスは、スペイン代表の軌道に乗るまで、ジレ出身の選手(ハビ・ゲラ)よりもかなり長く待たなければならなかった」と言及。バレンシアの“ワン・クラブ・マン”で、主将を務める左SBホセ・ルイス・ガヤは、代表初招集までにラ・リーガ119試合、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ数試合を要したと記録を紹介している。

 続けて、6歳でバレンシアに入団したMFカルロス・ソレール(現:パリ・サンジェルマン)は代表初招集までに、トップチームデビューから約4年の歳月が流れたという。その間、ラ・リーガ136試合、チャンピオンズリーグで11試合、ヨーロッパリーグで7試合、さらにコパ・デル・レイのタイトルを獲得し、U−21スペイン代表でも20試合に出場。また、FWフェラン・トーレス(現:バルセロナ)に至っては、代表初招集はバレンシア在籍時代ではなく、マンチェスター・シティ在籍時代の2020年9月だった。

 昨シーズン終盤戦でバレンシアを救ったのは、ハビ・ゲラを筆頭とする“カンテラーノ三銃士(ハビ・ゲラ、ディエゴ・ロペス、アルベルト・マリ)だが、同選手らを見出し、抜擢したのはルベン・バラハ監督だ。バレンシアが栄華を極めた時代を生きた当時の背番号『8』から寵愛を受ける現背番号『8』のスペイン代表デビューは、10月に訪れるのだろうか。

サッカーキング

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