2022年F1第18戦日本GP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

2022年10月10日(月)19時29分 AUTOSPORT web

 2022年F1第18戦日本GP決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。


■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=5位

2022年F1第18戦日本GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 レースがスタートしたとき、突風が吹いていた。コンディションは厳しく、視界は悪くて、僕たちにとって本物のチャレンジだった。それこそモーターレーシングのあるべき姿だ。


 もう少し長くレースをしたかった。長い時間待っていてくれたファンのために、もっとたくさんの周回を走りたかったんだ。でも時間切れになり、日も陰り始めていた。


 エステバンを抜こうとしてやれることすべてをやった。でも昨日の状況と同じで、僕たちはストレートラインで遅すぎた。トウから外れた途端、彼は遠ざかっていくんだ。僕たちの方がペースは大幅に良かったけれど、それでもオーバーテイクすることはできなかった。あらゆるラインを試して近づいたが、彼はとても良い走りをしていて、ひとつもミスをしなかった。僕たちとしてはこれが今日可能な最大限の仕事だったと思う。


 この後、この2戦について詳細に調査をし、最後の4戦でできるだけ多くのポイントを獲得できるよう、学習する必要がある。


 最後に、(タイトルを獲得した)マックス(・フェルスタッペン)におめでとうと言いたい。彼は2回目のタイトルをつかむために必要な仕事をきっちりとこなした。僕たちはマシンの問題点を把握している。来シーズン、僕たちチームはもっと強くなって戻ってこられると信じている。


■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=4位

2022年F1第18戦日本GP エステバン・オコン(アルピーヌ)

 このようなコンディションだけに、4位でフィニッシュできたことは、僕たちにとって素晴らしい結果だ。雨が降り、視界が悪くて、スタートは難しかった。だから、序盤では乗り切るために完全に集中しなければならなかった。なんとかレースをすることができ、週末を通して熱心に応援してくれたファンたちに報いることができてうれしいよ。


 ルイス(・ハミルトン)と競うことはいつだって楽しいものだけれど、ずっとミラーを見ながらドライブしなければならなかった。


 世界タイトルを獲ったマックスにおめでとうと伝えたい。すべてのレースで圧倒的な強さと見事な走りを見せた彼は、タイトルにふさわしい。


 僕たちは多くのポイントを獲得して日本を後にする。コンストラクターズ選手権では4位に返り咲くことができたんだ。


■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位

2022年F1第18戦日本GP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 全力を尽くしたが、難しいレースだった。序盤の数周はタイヤのウォームアップがとてもうまくいったが、すぐにパフォーマンスが失われた。特に終盤、フロントタイヤのデグラデーションに苦しみ、チェコを抑えきることは本当に難しかった。


 素晴らしいシーズンを送ったマックスとレッドブルを祝福する。彼らは見事な仕事をした。タイトルにふさわしい。


 最後の4戦を利用し、レース運び、タイヤのマネジメントを改善し、オールラウンドにより強いチームになるために取り組んでいく。来年はさらに良いチャレンジができるようになるためにね。この2戦、すでに正しい方向に進歩しているので、最後までこの調子で努力していく。


(レース後の会見で語り)フロントタイヤは4、5周でだめになり、その後は何とか最後まで走り切ろうと必死だった。タイヤのウォームアップはとても良いのだが、3、4周すると、タイヤが壊れてしまう。終盤はチェコからプレッシャーをかけられ、両方のフロントタイヤにとても苦しんでいたので、最後にミスをしてしまった。あれが最後のラップだとは知らなかった。でもペナルティは正しい判断だ。


■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位

2022年F1第18戦日本GP セルジオ・ペレス(レッドブル)

 今シーズン、マックスがやってきたことをとても誇りに思っている。彼はドライバーとしてステップアップしてきた。序盤は彼と戦っていたが、1年の半分を過ぎると、彼はギヤを上げた。いくつかのレースでの彼の走りは信じられないようなものだった。


 今日はチームにとって非常に重要な日だ。ホンダの前で1-2でこれを成し遂げたことは信じ難いほどに素晴らしいことだ。僕たちのチームのためにも、願わくば早くコンストラクターズ選手権も確定させたい。それも重要になるだろう。今年の残り(のレース)もとても楽しみにしている。


 今日はシャルル(・ルクレール)と素晴らしいバトルをした。一時はレースはできないだろうと思ったので、レースができてよかった。非常にいい戦いで、僕たちは最後まで懸命に彼をプッシュした。DRSを使わずにオーバーテイクをするのはとても難しかったが、プレッシャーをかけ続けた。そして彼がミスをしてペナルティを受けたことで、僕が2位になったんだ。


■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位

2022年F1第18戦日本GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 なんてクレイジーなんだ! 日本で勝つのは特別な気分だ。本当に誇らしいよ。


 ラインを超えた瞬間には自分がワールドチャンピオンなのだとは分からなかった。(ポイントシステムについて)すごく混乱していたからね。なんだかすごく面白い状況だったよね。


 最初のタイトル獲得の時には、とても感情的になったけれど、今回はそれとは全く違う気分だった。こういうシーズンを送ってきたことで、より素晴らしい気持ちになったんだ。信じられないようなチームワークの下で、プッシュし続け、信じ続け、マシンの改善を進めてきた。チームとしてのミスはとても少なかった。どんな場合でも完璧ということはあり得ないけれど、ほとんどのレースで、僕たちは完璧に近いレースをした。


 ホンダと一緒に働くのは素晴らしいことだ。サーキットに来ているチームスタッフ、ファクトリーで働くスタッフ、レッドブル・パワートレインズ部門に貢献してくれているすべての人たちに、心から感謝する。全員が大きなモチベーションを持って全力を尽くした。そしてチェコ(セルジオ・ペレス)は素晴らしいチームメイトだよ。


 今はコンストラクターズ選手権獲得に完全に集中していく。オースティン(アメリカGP)で何ができるか見ていこう。

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