日ハムに補強はいらない?球界OBが「今いるメンバーで優勝争いできる」という理由とは

2023年10月12日(木)12時0分 ココカラネクスト

25本の本塁打を放った万波をはじめ、さらなる飛躍を期待できる選手は少なくない(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 10月10日の楽天-ロッテが終わり、レギュラーシーズンの戦いが幕を閉じた。日本ハムの新庄剛志監督は今シーズンも注目を集めたが、結果的には60勝82敗1分けで最下位。5位の西武とは5ゲーム差をつけられた。

【動画】パワフルな右打ちで柵越え!万波中正が放った豪快25号アーチの映像

 5月(14勝11敗)、8月(14勝11敗)と勝ち越す月もあったものの、7月に13連敗を喫したことが大きく響き、2年連続の最下位に沈んだ。来シーズンも新庄監督の続投が決まっているが、野球解説者は今シーズンの日本ハムの戦いぶりをどのように捉えているのか。現役時代は日本ハムのエースとして活躍した岩本勉氏は自身のYouTubeチャンネルを更新。今シーズンの日本ハムを振り返りつつ、現在の戦力についてコメントした。

 まず「終盤は台風の目と言われて、優勝争いやクライマックスシリーズ進出をかけるチームにとてもプレッシャーを与える、そういう成績を出せたチーム」と評価。続けて、「大化けで言うと、万波中正は来年もやってくれるでしょう」と惜しくもホームラン王を逃したものの、リーグ4位の25本塁打を放った万波の来季の活躍を期待する。

 そして、「万波、野村、清宮、この3本の矢が束になってこそ強い。彼らが活躍することによって周りの選手達が便乗効果でチームが活性化されます」と中軸候補と目されている野村佑希と清宮幸太郎が万波に続いて覚醒してくれることを願う。

 また、「助っ人外国人を取ったり、他のチームで活躍していた選手をFAで獲得して、チーム内の相乗効果につながればいいですよ」としつつ、「そうは限らない。大金かけて取ってきた選手を使わざるを得ない時もやってくる」という。「個人的には今いるメンバーで優勝争いできる」と補強せずともポテンシャルの高い選手が多く在籍していると話した。

 加藤貴之と上沢直之のダブルエースがチームを去る可能性があり、大幅な戦力ダウンは避けられないかもしれない。それでも、金村尚真や北山亘基といった光るものを持っている若手投手は少なくない。打線も野村や清宮だけではなく、万波のように大化けする可能性を秘めた選手も揃っている。日本ハムの来シーズンの逆襲が今から楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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