メルセデスF1代表「ハミルトンの戦略には本当に悩んだ」。チーム批判にも理解示す

2019年10月16日(水)11時53分 AUTOSPORT web

 メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、日本GPでルイス・ハミルトンがチームの戦略上の指示について不満を示したことは「まったく正常なこと」であると、理解を示した。


 ハミルトンは日本GPを、勝者バルテリ・ボッタスと、2位となったフェラーリのセバスチャン・ベッテルに次ぐ3位で終えた。この結果により、メルセデスは6年連続となるコンストラクターズタイトル獲得を確定した。


 しかしハミルトンは、チームが自分にもっと適切な助言を与え、1回ストップの戦略を採っていたら、チームメイトより先にチェッカーフラッグを受けることができただろうと感じている。


 ウォルフは、ハミルトンを1回ストップで走らせて最後にボッタスにポジションを譲らせるか、2回ストップを選ぶか、チームは非常に悩んだと語っている。ベッテルが2番手を走っていたことが、判断をより難しくさせたという。しかしハミルトンが不満を持つのも理解できると、ウォルフは認めた。


「ルイスは3番手だった。それは非常に難しいポジションだった」とウォルフは語った。


「首位にいれば、その順位を守る必要がある。3番手だと、リスクを冒してチャンスをつかみにいくという選択肢が出てくる」


「スタート時に決まったといってもいい。バルテリが首位に躍り出て、ルイスは3番手か4番手を走行していた。この時点でレースの行方は決まったのだ」


「我々はバルテリの首位の座を守ろうとしていた。セバスチャンが2度目のピットインをした後、バルテリにペースダウンさせた」


「優れたドライバーというものは誰しも、勝てなかったときには苛立ちを感じるものだ。まったくもって正常なことだよ」


「我々もルイスも、ガレージにおける自分たちの状況について完全に理解している。最大のポイントを得るために正しい決断を行うことは、非常に難しいことなのだ」


「互いに異なる立場を受け入れ、状況を振り返り、話し合いを行い、そうして我々はよりいっそう強力なチームとして前進してきた」


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