WEC富士でトヨタMIRAIを使った可夢偉監修のキャンプ企画開催「次回は特製カレーをふるまう」

2019年10月16日(水)19時46分 AUTOSPORT web

 10月4〜6日、富士スピードウェイで開催された2019/20年WEC世界耐久選手権第2戦富士に合わせ、小林可夢偉監修による燃料電池車トヨタMIRAIを使った試乗&キャンプイベントが開催され、300件以上の応募から抽選で選ばれた3組が“電気のあるキャンプ”を満喫した。


 MIRAIは2014年12月に発売されたセダンタイプの燃料電池車。水素を空気中の酸素と化学反応させて電気を作り、自らが発電して走行できるクルマ。今回のイベントは、このMIRAIの給電機能を使って、電気のあるラグジュアリーなキャンプを楽しみながら、富士スピードウェイでWECを観戦することを目的にしたものだ。


 イベントをプロデュースしたのは、大のキャンプ好きを公言する小林可夢偉。「海外のキャンプ場では発電機を持ち込んで、テレビやWi-Fiも使える、電気のあるキャンプスタイルが主流です。でも、日本のキャンプ場の多くは発電機の持ち込みが禁止されていて、携帯電話の充電もできないことに、不便さを感じていました」と言う。

今回はキャンプエリアに5台のMIRAIが持ち込まれた。


「その時、『あっ、MIRAIがある!』と思いついたんです(笑)。最近はキャンプブームでどこのキャンプ場も予約困難。それならサーキットがある。サーキットでMIRAIを使ってキャンプをして、レースも観戦するという、サーキット滞在型のモータースポーツの楽しみ方の提案につながりました」


 このイベントの参加募集はTwitterやFacebookなどのSNSを介して行われ、応募総数300件以上の中から事前の抽選で選ばれた3組が参加した。


 スケジュールは10月5日(土)11時に東京・芝浦のトヨタMIRAIショールームを出発し、富士スピードウェイまでをMIRAIでドライブ。到着後、キャンプエリア内でバーベキューや、テントのルーフをスクリーンにしてWECのプロモーション絵映像などを鑑賞したり、可夢偉も参加するトークショーなどのコンテンツを楽しんで、テントに宿泊する。


 翌日はWECの決勝を観戦し、MIRAIで東京に戻るという1泊2日の行程だ。


■MIRAIがあればアウトドアでも家電が使えて、便利で快適


 キャンプエリアに持ち込まれたMIRAIは5台。その5台から給電された電気は、映像の上映やスロットカー大会、温かい飲み物の提供などに使用され、ひと味違ったキャンプコンテンツを提案していた。


 参加者のひと組は、東京都在住の高山康太さん、有希さんご夫婦。「独身時代は月2回キャンプに行っていたのですが、結婚してから遠ざかっていました。今回は電気のあるキャンプに興味があったのと、可夢偉選手の応援のために応募しました」という。

イベントに参加した高山康太さんと有希さんご夫婦。「クルマ好きの父親の影響でレースに興味が湧きました。生で可夢偉選手を観ることが楽しみ」(有希さん)


「テント内には冷蔵庫が完備されていて、星空を眺めながら楽しむ用のお酒を冷やしています(笑)。寒いかなと心配でしたが、電気湯たんぽがあるので、ベッドの中はポカポカです」(有希さん)

参加者のテント内には冷蔵庫を完備。卵やパンなど、朝食用のクッキングセットも用意されていた。


 千葉県から参加された酒井さんご一家(保全さん、晴代さん、千鶴さん)は、「MIRAIに装備されているワイヤレス充電機が特にうれしい。停電時に携帯電話をすぐに充電できるのは心強いです」とのこと。

千葉県から参加の酒井さんご一家。「家族みんなでキャンプするのは今回が初めてです。MIRAIに試乗することもできて、貴重な体験でした」


 5日(土)夜にはキャンプエリアに設けられた大型のイベント用テント内でWECのプロモーション映像を鑑賞しながら可夢偉のトークイベントが行われ、可夢偉がキャンプのこだわりについて熱く語った。

キャンプエリア内では決勝前夜に小林可夢偉と脇阪寿一によるトークショーが行われた。


「僕は6年前からキャンプにはまり、キャンピングカーにはお風呂やサウナを積んでいきます。大人のキャンプの醍醐味は、夜の過ごし方がポイント。次回は、6時間かけて作る特製カレーをふるまいたい」


「今回のイベントが、モータースポーツ好き、クルマ好き、キャンプ好きなど、共通のライフスタイルや趣味を持つ人たちの輪を広げるきっかけになればうれしい」


■ガソリン車と変わらない乗り心地で、長時間の運転も快適にドライブ


 参加した3組とも、MIRAIに触れるのは初めての経験。急きょひとりで参加することになったという大多和均さんは、MIRAIに試乗した感想を次のように語っている。


「電気やモーターを使うクルマの運転感覚は、ガソリン車と別物だろうと想像していましたが、良い意味で裏切られました」


「MIRAIは、普段乗っているガソリン車と変わらないパワーを感じました。加速も鋭くて、運転が楽しかったです。途中、箱根の山道はかなりクネクネしていましたが、進みたいと思っている方向に素直に曲がってくれて、ストレスがなかったです」

「学生時代は山岳部で、電気のないキャンプが当たり前でした。なので、外で電気が使えるというのが不思議な感覚です(笑)」と大多和均さん。


 また、高山有希さんは旦那さんが運転手だったため、助手席の乗り心地を語った。


「荒れた路面を走っていても、お尻に凸凹が伝わってこなくて、安定感が高いと感じました。シートの座り心地も良くて、約6時間座りっぱなしでしたが、腰に負担がかかるようなことはなかったです」


 参加した3組のみなさんも、初めてのMIRAI試乗、初めての電気のあるキャンプライフ、初めてのWEC生観戦と、初めて尽くしの週末を笑顔いっぱいで満喫していた。

キャンプエリア内に設置されたスロットカーコース。
WECのプロモーション映像の上映会を開催。寝転びながら見る人、お酒を楽しみながらのんびり見る人と、それぞれがゆったりとした時間を過ごしていた。
トヨタMIRAIの給電機能を使った電気のあるキャンプイベント


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