投壊ヤクルト、ドラフト1位に推したい「即戦力4投手」

2023年10月20日(金)11時30分 ココカラネクスト

高津監督はが欲する人材は誰なのか。26日のドラフト会議に注目が集まる(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 一寸先は闇ーー。

 ファンにとってはそんなシーズンだったのではないでしょうか。

【関連記事】「僕は7番ぐらいがいいと思う」レジェンドOBがヤクルト・山田哲人へ来季の打順降格を提言する理由とは

 昨年までのセ・リーグ連覇から今季、まさかの5位に沈んだヤクルトです。敗因は様々ですが、その一つが防御率12球団ワースト3.66の投手陣にあることは、疑いようがありません。

 今年のドラフトはヤクルトと同じく神宮球場を主戦場とする東都大学野球リーグの投手が多いことから、入団後もマウンドが合わない、といったリスクもありません。

 ならば、誰を1位指名すべきか。アマチュア野球関係者に聞いてみました。

(1)青山学院大学・常廣羽也斗投手
 言わずと知れた大学球界屈指の本格派右腕です。「勝てる投手」としても評価は高く、春秋の「戦国東都」を連覇した原動力となっただけでなく、6月の全日本大学野球選手権ではチームを日本一に導き、MVPを獲得。7月の日米大学野球選手権でも侍ジャパン大学日本代表の一員として、敵地優勝を達成したことも記憶に新しいです。

「間違いなく開幕ローテに入って10勝できます。唯一の気がかりはすでに広島が1位指名を公表していることから、抽選が避けられないこと。しかしリスクを背負わなくてはいい投手は獲れない。高津監督には果敢に抽選に臨んで欲しいですね」

(2)青山学院大学・下村海翔投手
 チームメートの常廣投手の方がメディアを賑わせていますが、実戦派としての能力は下村投手の方が上、と話すスカウトもいます。身長174センチと上背こそありませんが、MAX155キロと球威は十分です。

「先発だけでなく中継ぎでも十分いけます。使い勝手も良く、50試合ぐらい登板しているイメージも湧いてくる。常廣投手もそうですが、大学の先輩にあたる石川雅規投手が現役にいるのも心強いでしょう。日米大学野球では当落線上から代表入りして、結果的にはMVPに輝きました。メジャー予備軍を封じ込めた投球は本物です」

(3)亜細亜大学・草加勝投手
 最速153キロで大崩れすることなく、しっかりとゲームメークする「亜細亜のミスター完封」。コントロールの良さは起用する側からしたら大きいでしょう。

「厳しさに定評のある亜細亜大学の野球部で4年間、必死に練習を積んできたメンタルの強さも魅力的です。高津監督の後輩にあたり、野球界には『信頼の亜細亜ブランド』があるので失敗は考えにくい。ローテで10勝はいけるんじゃないでしょうか」

(4)国学院大学・武内夏暉投手
 古くは金田正一投手から、近年は石川雅規投手と、サウスポーのレジェンドこそスワローズの歴史。そんな系譜を辿りそうな逸材こそ、武内投手です。

「東都の左腕では東洋大の細野晴希投手が当初は人気ナンバーワンでしたが、制球力に優れて安定性に勝る武内投手がそれを上回った印象です。国学院大学からは清水昇投手がドラフト1位で入団し、4年連続50試合登板と主力投手になっていますし、武内投手にとっては入団後も、心強い存在になるのではないでしょうか」

 スワローズの「本命」はこのうちの誰か、それとも−−。

 運命の「10・26」まで、もうすぐです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「ヤクルト」をもっと詳しく

タグ

「ヤクルト」のニュース

「ヤクルト」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ