シャビ、ファンからブーイング受けたピケを擁護「彼は模範的なキャプテンだ」
2022年10月21日(金)9時39分 サッカーキング
前節、敵地でレアル・マドリードとの“エル・クラシコ”に敗れたバルセロナ。チャンピオンズリーグでもインテルに勝ちきれず、グループステージ突破は絶望的なものとなり、シーズン開幕から好調だったクラブにとって痛すぎる1週間となった。
それでも、20日にホームで行われたビジャレアル戦では、そんな重い雰囲気を払拭するかのような快勝を見せた。ロベルト・レヴァンドフスキがドブレーテを決めれば、負傷から戻ってきたアンス・ファティが復活を印象づけるゴールを決め、3−0で難敵を下した。
だが、この日のハイライトのひとつとなったのは、インテル戦でのパフォーマンスが批判の的となっていたピケが出場するシーンだ。78分、ジュール・クンデに代わりピケが途中投入されると、スタンドからはブーイングと、それをかき消そうとするような拍手の入り混じった反応が沸き起こった。シャビ監督はピケを擁護するとともに、“人々は知るべき”として35歳のロッカールームでの姿勢についてコメントした。
「ジョアン・ガンペール杯(シーズン開幕前の親善試合)で、私はバルセロニスモのための団結を求めた。そして今こそみんなが団結するべきなんだ」
「ピケについて唯一言えることは、彼はプレーしようがしまいが、ロッカールームの中ではほとんどの部分で模範となっている。悪い顔もせずに100%でトレーニングするし、10分であろうと90分であろうと、チームのために一肌脱ぐことができる。彼は模範的なキャプテンだということを人々は知るべきだ」
「ファンがなぜ彼にブーイングしたのかは分からないが、私は気にしない。私が気にするのはロッカールームの中での振る舞いであり、彼はベストの状態で練習し、チームの力になっているんだ」
バルセロナは次節、23日にホームでアスレティック・ビルバオと対戦する。