ECL準決勝進出もブーイング…チェルシー指揮官「敗北には満足していない」
2025年4月18日(金)13時58分 サッカーキング
チェルシーを率いるマレスカ監督 [写真]=Getty Images
UEFAカンファレンスリーグ(ECL)準々決勝セカンドレグが17日に行われ、チェルシーは森下龍矢がフル出場したレギア・ワルシャワと対戦。3−0で先勝して迎えたホームでの一戦だったが、10分にPKから先制点を許すと、33分にマルク・ククレジャが同点弾を決めたものの、53分に再び失点して1−2で敗戦。それでも、2試合合計4−2で準決勝進出を果たした。
リーグフェーズ初戦からの全勝記録はストップしたものの、ベスト4入りを決めたチェルシーだったが、13日に行われたプレミアリーグ第32節のイプスウィッチ戦(△2−2)に続いて、ホームで不甲斐ない結果に終わったことから、ここ数年で最低の観客数となった2万9027人が訪れた本拠地『スタンフォード・ブリッジ』では再びブーイングが浴びせられる事態となった。
試合後、マレスカ監督は「敗北には満足していない。ファーストレグが3−0だったことから、私たちはこの結果に少し対応しようとして、選手のローテーションを組んで、ケガを避けようとした。日曜日にも重要な試合が控えているからね」と振り返りながら、次のように続けた。
「準決勝に進出したけど、同時にファーストレグの結果に少し対応した。しかし、全体的に良い点はケガ人がいなかったことだ。ケガ人が出ないことが私たちの最大の目標だった。なぜなら、シーズンを通してケガ人が多かったからね。そして、今シーズン終盤という重要な局面を迎えている中でケガ人がいないことは朗報だ」
なお、ローテーションを組んだと言いながら、コール・パーマーやニコラス・ジャクソンらを起用したことについては「彼らのために起用した」とケガからの復帰明けで調子を取り戻してほしいという意図があったことを明かした。
「ニコは2カ月以上欠場していて、起用することでフィジカルコンディションを少しずつ上げていくつもりで、45分起用することが計画だった。コールに関してもインターナショナルブレイク前に問題があったので、45分とか1時間起用してテンポを改善して、日曜日の試合でより良いプレーをできるようにしたいと考えていた」
また、試合前にはファンに信頼を呼びかけていたマレスカ監督だが、再びファンを満足させられない試合を披露したことには「後退という意味では、今夜は間違いなく後退した」と信頼を得るのが遠のいたことを認めつつ、やるべきことをやるだけだと語った。
「今夜の雰囲気は良かったと思う。ファンに悪い印象は見えなかった。前回の試合の後にもファンを巻き込む必要があると言ったが、それが私たちがやらなければならないことだ」