世紀の一戦が再び メイウェザーとの再戦が大晦日に東京で実現!? パッキャオ本人が「公式発表を待つだけ」と自信

2023年10月23日(月)7時0分 ココカラネクスト

8年前に熱戦を繰り広げた両者。このボクシング界のビッグネームが再び交わるかもしれない。(C)Getty Images

 師走を賑わすメガマッチ実現の可能性が浮上している。現地10月18日、フィリピンの大衆紙『Phil Star』は、元ボクシング5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーJr.(アメリカ)と、同6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が8年ぶりに再戦する可能性を伝えた。

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 15年5月に“世紀の一戦”を実現させた両雄。すでに最盛期は過ぎているとはいえ、ふたたびリングで拳を交わすとなれば、世界的な話題性は十分だ。

 この報道のキッカケとなったのは、9月28日(現地)に「フィリピンのボクシングメディア」を名乗るFacebookアカウントが行った投稿だ。そこには「パッキャオvsメイウェザー2」と記されていたのだ。

 この投稿がファンの間で論争を巻き起こすと、複数の海外メディアがこぞって反応。パッキャオの母国紙『Phil Star』は「おそらく開催地は東京。12月31日の開催が計画されている」と報道し、同選手の代理人による「まだ何も決まっていない。少し問題が残っている。スポンサーがつけば10月中には明らかになる」というコメントもすっぱ抜いている。

 8年前の対戦で5億ドル(約741億8000万円)という異次元の興行収益を生み出したと言われる。それだけに再戦となれば、間違いなく大規模なイベントとなる。現時点でこれに乗り気なのはパッキャオ側と見られる。国内の教育系イベントに出席した本人が囲み取材で「公式発表を待つだけだ」と返答。いつ発表されるかとの問いには「すぐにでもだ」と答えているという。

 もっとも、メイウェザーの反応は不透明な状態だ。5階級制覇をやってのけた名手は、昨年9月に日本で朝倉未来と対戦した直後の際の会見で、「俺はこのエキシビションを通して、元世界王者や現役王者なんかとやるつもりはない。自分に余計なダメージを負うようなリスクを背負う気はない」と発言。そして因縁のパッキャオ戦については「俺が彼の立場だったらメイウェザーとやりたいと思うだろうし、やり直したいと思うだろうね。ただ、俺はもう年齢を重ねているし、そんなつもりもない」と渋るコメントも残していた。

 とはいえ、「この先は自分のやりたいようにやって、挑みたい者を選ぶ。そして、楽しく世界中のファンにエンターテイメントを届ける」とも語ったメイウェザーが、契約内容によって考えを改める姿も想像に難くない。

 まだまだ、きな臭い感は否めないが、水面下で交渉が進んでいると思われる「メイウェザーvsパッキャオ2」。2人はすでに総合格闘技団体『RIZIN』に出演するなど、日本の格闘技界進出の足掛かりはできている。ゆえに大晦日の東京で実現する可能性もゼロではない。パッキャオが「もうすぐだ」という続報が待たれる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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