山本由伸の獲得に11球団が「本腰」 ポスティング正式決定で2億ドルの大争奪戦が本格化「最も切望される存在だ」

2023年11月6日(月)16時0分 ココカラネクスト

日本シリーズでの激闘を終え、山本がついに海を渡る。(C)Getty Images

 まさにシーソーゲームの様相を呈した今年の日本シリーズ。59年ぶりに実現した「関西対決」は、4勝3敗でオリックスを破った阪神が38年ぶり2度目の日本一に輝いた。

 最後の最後まで手に汗握る展開に列島も熱狂した。そんなポストシーズンが幕を閉じ、球界では早くも新シーズンに向けた動きが加速している。日本シリーズ終了直後には、オリックスが大黒柱である山本由伸のポスティングを正式に発表した。

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 堂々と念願だったメジャー移籍へ動き出した。惜しくもチームは日本一には輝けなかったが、それでも山本はこれ以上にない結果を残して海を渡る。

 開幕前に行われたWBCで日本代表として世界一を経験。自信を深めて迎えた今季は23先発で、16勝6敗、防御率1.21、169奪三振、WHIP0.88を記録。史上初となる3年連続の「投手4冠」に加え、往年の大投手である金田正一氏以来2人目の3年連続沢村賞の栄冠も勝ち取った。

 個人タイトルを総なめにした山本。すでに千賀滉大(メッツ)らを支える米大手『Wasserman』のジョエル・ウルフ氏と契約を締結。米球界の酸いも甘いも知る敏腕代理人の手助けを受け、メジャー移籍に向けて万全の体制を構築済みだ。

 25歳。まさにキャリアの最盛期でメジャーに飛び込む若武者の存在は、すでに米メディアでも話題沸騰となっている。

 各国のあらゆる移籍情報を発信している移籍専門サイト『MLB Trade Rumors』は山本のポスティング正式決定を受け、「彼は近年の日本で明らかに最高の投手としての地位を確立している。アメリカのスカウトたちもローテーションの1番手になるポテンシャルを備えた先発として高く評価している」と絶賛した。

 また、同メディアは「ヤマモトの獲得競争は激しいものとなる」と大規模な獲得レースを予想。そのなかでフィリーズ、カブス、ヤンキース、レッドソックス、レンジャーズ、ドジャース、ダイヤモンドバックス、タイガース、ジャイアンツ、メッツ、カージナルスを「獲得に本腰を入れている求婚者たち」と紹介。そのうえで「異例の若さと信じられないほどの成績を収めた彼は、このオフシーズンで最も切望される存在だ」と改めて強調した。

 一部メディアでは、7年2億1100万ドル(約317億8000万円)とも予想される山本の契約。仮に2億ドルを超えれば、日本人投手史上初の快挙だが、いかなる決断を下すだろうか。25歳のサムライに世界が注目している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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