阿部巨人動いた!補強第一弾、ソフトバンクとの初トレードが「三方よし」といわれる理由

2023年11月6日(月)11時52分 ココカラネクスト

ウォーカーはファンからも愛された(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 注目を集めていた阿部巨人が早速トレードを手がけた。

 巨人は11月6日、アダム・ウォーカー外野手とソフトバンクの高橋礼投手、泉圭輔投手の1対2のトレードが両球団で合意に達したと発表した。

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 ウォーカーは今季が来日2年目、ファンからは「ズッキュン砲」ともいわれ、ホームラン時に見せるパフォーマンスも有名。昨年、来日1年目は124試合に出場して打率・271、23本塁打とブレイクを果たしたが、守備に課題があることも指摘されていた。今季は57試合に出場し、6本塁打と出場機会を減らしていたが、持前の長打力はDHのあるパ・リーグでこそ生きると見られていた。球団とは今季から2年契約を結んでいるが、今回の放出の背景には新天地で輝いてもらいたいとの親心も見え隠れする。

 またチームにとってはソフトバンクから獲得した2投手とも即戦力として期待される。今季4位に低迷したチームではチーム防御率リーグ5位の3・39、救援防御率がリーグワーストの3・81と投手陣再建が最大のテーマとされている。

 今回、獲得に至った高橋礼はプロ2年目の2019年に先発として12勝をマークして新人王に輝いた実績を持つ。その後、20年は救援でも52登板と先発、リリーフともに幅広く使え、またセ・リーグでは珍しいアンダースロー右腕ということもプラスに働くとみられている。

 泉はプロ2年目の20年にはリリーフとして40試合に登板するなど、主にリリーバーとして活躍。150キロ超の球威ある直球が持ち味とあって、チームの泣き所といえる「勝利の方程式」の一角を占めることも期待されそうだ。

 ソフトバンクにとってもウォーカー獲得は、今季なかなか埋まらなかった長打力のある「右の助っ人枠」を埋める存在、またそのチャーミングな人柄で新天地でも人気を博しそうだ。

 ともに常勝軍団でありながら、近年は苦しい状況が続く両球団がタッグを組んだ「三方よし」の電撃トレード。今後はFA戦線も本格化するとあって、両球団の動きが引き続き、注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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