八面六臂にホンダサンクスデイで過ごした佐藤琢磨。SRS-Fレースでは校長がまさかのミス「スタート間違えちゃった」

11月10日(日)22時7分 AUTOSPORT web

 例年より1カ月早い開催となった今年のホンダレーシングサンクスデイ。佐藤琢磨は今年もこのイベントに参加した。インディカー・シリーズが日本で行われてない今では、ファンにとっては琢磨の走行を見られる数少ない機会だ。


 先週は佐賀のバルーンフェスタでインディカーのデモランを披露したばかりだが、今週もインディ500優勝マシンのダラーラDW12は大活躍。朝からサーキットサファリで並走するなどツインリンクもてぎのコースを走りまくった。

ダラーラDW12と佐藤琢磨の周りに集まるファン
ダラーラDW12と佐藤琢磨の周りに集まるファン


 SRS-Fのマシンを使ったレースでは、野尻智紀、塚越広大、伊沢拓也といったSRS-F卒業生とのマッチレースに参加。校長に敬意を表してかポールポジションからのスタートに。しかし琢磨はフォーメーションラップのタイミングでフライングして、スタートやり直しの場面も……。


 再スタート後はホールショットを決めたが、直後に野尻にかわされ、さらに塚越にもオーバーテイクされて3番手でチェッカーとなった。


 マシンを降りてからは「スタート間違えちゃった。ごめんなさい」と平謝りで、若いドライバーたちに頭を下げる場面もみられた。


 SUPER GTホンダグランプリと名付けられたNSXのレースでは、トロロッソのダニエル・クビアトとコンビを組んで99号車でレースに参加。


 スタートドライバーを務めた。スタート直後に2番手に落ち、レース半ばでクビアトに交代。初めてドライバー交代を体験するというクビアトだったが、無事にドライバーチェンジ成功。だが直後にエンジンストールしてしまい、レースは最後尾となった。

NSXをドライブする佐藤琢磨
NSXをドライブする佐藤琢磨


 昼に行われたイベントのセレモニーでは、4輪ドライバーを代表して挨拶する。


「今年もドライバー、ライダーそれぞれ思い思いの一年だったと思いますが、皆さんの熱い応援をいただきありがとうございました。来季もより良い成績を残せるようチャレンジしていきたいと思います。来年も応援よろしくお願いします!」と語った。

4輪ドライバーを代表して挨拶する佐藤琢磨
4輪ドライバーを代表して挨拶する佐藤琢磨


 ランチタイムを挟んでホンダのコレクションホールで行われたトークショーでは、ジェンソン・バトン、デビット・クルサードと一緒に出席。元F1ドライバーの揃い踏みに場内は満員御礼状態だった。


 琢磨はその中で、「僕らがF1に乗っていた時代は本当に良い時代だったと。当時ホンダのF1ドライバーとして鈴鹿に帰ってくることは誇りだった。今年も山本尚貴選手がトロロッソで走ってくれたけど、日本のファンはすごく喜んでくれたと思う。またホンダエンジンに乗る日本人ドライバーが出て来てくれることを期待したいですね」と、後進F1ドライバーの出現に期待を寄せていた。


 また自身の今季と来季についてたずねられると「今年は自身で初めての2勝とポールポジション2回、それに表彰台と自己の成績としては良いシーズンだったけど、アクシデントで不条理な非難を受けたり、厳しい時期もあった」


「しかしチームが一丸となってサポートしてくれて2勝目を勝ち取ることができた。来季は今季以上の成績を収めてタイトル争いに加われるように頑張りたいです」と目標を語った。

マクラーレンMP4/4のドライブを楽しむ佐藤琢磨
マクラーレンMP4/4のドライブを楽しむ佐藤琢磨


 ホンダレーシング60周年の記念走行では、グッドウッドで走行したマクラーレンMP4/4を再びドライブし甲高いエキゾーストをツインリンクもてぎに響かせた。グランドフィナーレでは再度DW12のステアリングを握ってイベントは終了。


 琢磨の行く先々にはファンが多く集まり、相変わらずの琢磨人気を実感させるが、それはホンダドライバーとしてレースを戦って来た成果とも言えるだろう。


 年に一度のイベントを終えて、琢磨はもてぎを後にしたが、この後も年末まで日本国内のイベントが目白押しの予定だ。

ファン特製の横断幕がスタンドに張られる
ファン特製の横断幕がスタンドに張られる


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