新生ニューカッスルのハウ監督が意気込み「自分の能力を最大限に発揮してクラブを導く」

　ニューカッスルの指揮官に就任したエディ・ハウ監督が所信表明を行った。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　ニューカッスルは10月に、サウジアラビアの政府系ファンド『パブリック・インヴェストメント・ファンド（PIF）』主導のPCPキャピタルパートナーズとRBスポーツ＆メディアからなるグループがクラブを買収し、新体制となったことを発表した。

　10月20日にはスティーヴ・ブルース前監督と合意の上で契約を解除し、新体制で指揮を執る監督人事に注目が集まっていたが、ボーンマスで頭角を現したハウ監督を招へいした。

　ハウ監督は改めて就任に際しコメント。「ニューカッスルのヘッドコーチになれたことは素晴らしく、とても光栄で特権的なことだと思っている」と喜びを語り、2日間トレーニングを観た感想と合わせて感謝を語った。

「私の人生の中でも屈指の信じられない瞬間だ。私が受けたリアクションや2日間のトレーニングの様子からも、本当にポジティブなスタートを切れたと思う。サポートをしてくれるすべての人に、そしてこの重要な仕事を信頼し任せてくれた幹部の方たちに感謝している」

　続けて、「すべてが正しいと感じた」とYesを出した瞬間を振り返った同監督は「クラブは非常に魅力的だ。クラブの大きさ、クラブの歴史、新しい野心的な計画、新しいオーナー。彼らに会い、選手のことを考えた時に自分に完全に合っていると思ったんだ」とクラブの印象を語った。

　また、ハウ監督は「確かにほかの選択肢もたくさんあったが試合から離れ自分の時間を取りたかった」と語り、「今はリフレッシュできたしエネルギーもチャージした。仕事を始める準備はできている」とコメント。降格圏に沈むチーム状況に言及しつつ、次のように意気込みを語った。

「私たちは良い話し合いをしたし、ビジョンには感銘を受けた。だが正直に言うとあまり深くは考えていない。要するに短期的な結果とチームの立ち位置のことだ。我々はこの問題にすぐに取り組み、リーグでは上位に上げて降格を回避する必要がある」

「私は絶対にできると確信しているけれど、約束できるものではない。私にできることは、自分の能力を最大限に発揮してクラブを導くことだけ。私はニューカッスルに成功をもたらすため、毎日100パーセントの力を発揮するよ」